松本英子

ARTIST PICK UP

松本英子

松本英子、4枚目のシングルとなる今作は
ディズニー・ビデオ『リトル・マーメイドⅡ/Return to The Sea』の日本版オリジナル・テーマソング。
この夏、注目のバラード・ナンバーになること間違いなし!

(初出『Groovin'』2000年7月25日号)

 音楽一家に生まれ育った松本英子は、物心のついた頃からよく歌を歌っていたそうだ。幼い頃からテレビの中で歌っている歌手に憧れて「いつか、この人達のようになれたらいいなあ」と、ぼんやりとした夢を描いていた彼女。"歌うこと"を将来の自分の姿と重ねて考え始めていた中学生の頃、友達と見に行ったディズニー映画「アラジン」に感動した彼女は、そのテーマソングであったレジーナ・ベル&ピーボ・ブライソンの「ア・ホール・ニュー・ワールド」がとても気に入り、初めて英語の歌詞を覚え、よく口ずさむようになっていたという。中学3年のある日、文化祭の準備をしている講堂で、同級生から「なにか歌ってよ」とはやされ、友達によるピアノ伴奏で英子がその曲を歌うと、聴いていた同級生たちが感動して涙したという。その時彼女は「私の歌で人が感動して泣いてくれた」という感動と共に、それまでぼんやりとしていた「プロのシンガーになりたい」という夢にフォーカスが定まったそうだ。
 数年後、初めてのオーディションでデビューのきっかけをつかんだ彼女は、正統派POPSを歌える希有な存在として99年にデビュー。その透明感溢れるストレートなヴォーカルは「ペパーミント・ヴォイス」と称され、デビュー当初から支持を集め、「squall」という大ヒットに恵まれた。
 そして、プロになることを決意したあの日から5年あまりで彼女の大きな夢を実現させる事となる。ディズニー・ビデオ『リトル・マーメイドⅡ/Return to The Sea』の日本版オリジナル・テーマソングに彼女の曲が起用されたのである。「やさしいマーメイドのイメージを出せたと思うのですが…」という彼女の言葉が添えられた新曲「Someone」は、ディスニーの大物プロデューサー"ロビー・ブキャナン"が作曲を手がけたスケールの大きな美しい曲。『リトル・マーメイドⅡ』のストーリーと共に、この夏の記憶として多くの人々の心の中に刻まれていくだろう。

Text by 大林 誠(函南店)

『Someone』
松本英子-J.jpg




Maxi Single
BMGファンハウス
BVCS-29029
¥1,200(税抜)
7月26日発売

"癒し"を感じさせるその透明感溢れる歌声で表現力豊かに歌い上げたポップスのスタンダード・ナンバーとも言える1曲。作曲・編曲はディズニー映画で数々のグラミー賞を受賞している大物プロデューサー、ロビー・ブキャナン。

【松本英子 オフィシャルWEBサイト】http://www.eikomatsumoto.com/

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