G-FREAK FACTORY

ARTIST PICK UP

G-FREAK FACTORY

群馬産 SOULMIX RAGGA FUNK CORE バンド
"G-FREAK FACTORY"
その実体は?悩むより聴け!

(初出『Groovin'』2000年8月25日号)

 群馬県前橋市を中心に圧倒的人気を誇るG-FREAK FACTORY。98年に結成され、ロック、レゲエ、ファンク、HIP-HOPを独自に消化したサウンドに、アメリカ育ちのヴォーカル茂木のソウルフルな歌が絶妙に絡んだ楽曲と、観客を魅了する熱いライヴは一部で高く評価されてきた。今年1月にクラブチッタ川崎で行われたイベントでは、単独CD未発売にもかかわらず、彼ら目当ての入場者が軽く100人を越えるという現象も起きた。そして8月31日、機は熟したとばかりに、G-FREAK FACTORY初の単独音源となる『mi-roots』が、自らのレーベル3TONEより発売される。
 ラウド系、コア系と聞くと、ブームの真っ只中ということも手伝って、ある程度の音のイメージが出来る。私自身決して嫌いではないジャンルであるし、そういった音を期待している部分もある。しかし、彼らはそれを見事に裏切ってくれた。チョッパーがビシバシのファンク・ベースは入る、本格的なレゲエ・テイストを取り入れた曲はある、炸裂ハードコアなビートもある、もう「どうなってるの?」である。さらに、このるつぼと化したサウンドのなかでソウルフルに立ち回るヴォーカル茂木。ただ者ではない。
 しかし、こうした音楽が出来るのも高い演奏力と高度なセンスがあってのこと。ライヴで共演するバンドから多大なリスペクトを受けているという事実は、その何よりの証明とも言える。(今作にもSATOSHI & SEYAMA(from T.K.N)らがゲスト・ミュージシャンとして参加している。)
 ミクスチャーといえば、"表面だけのオイシイとこ取り"というバンドが多い中、彼らは多様な音楽を骨の髄まで染みこませ放出するという、ともすれば生真面目すぎる方法でここまで来た。そうした深く張った根があるからこそ、多くの人々にアピールする可能性を持っているとも言えるのだ。まずはこの『mi-roots』で、彼らの深く張った根の上に咲く豪快なサウンドに魅せられて欲しい。

Text by 鮎川夕子(編集部)

『mi-roots』
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CD
3 TONE/マイクロフォース
TONE-001
¥1,500(税抜)
8月31日発売

群馬県前橋市を中心に圧倒的人気を誇るG-FREAK FACTORYの1stミニ・アルバム。ロック、レゲエ、ファンク、HIP-HOP…様々なジャンルを独自に消化したサウンドは圧巻。このバンド、絶対来ます!

【G-FREAK FACTORY 公式サイト】http://www.g-freakfactory.com/main.htm

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