Lily Chou-Chou

すばらしい声と存在感あふれるたたずまい。
その豊かな才能が小林武史によってすくい上げられたリリイ・シュシュ。
「スピリチュアル・ポップ」とも呼ばれるべき名曲でここにデビュー。

BRAND NEW ARTIST
Lily Chou-Chou

 プロデューサー小林武史をして「精神的に触発された」といわしめる音楽的資質。なるほどこの声と雰囲気からただならぬものを感じるのはわたしだけではあるまい。デビュー曲「グライド」の中で彼女は「I wanna be」を繰り返す。音になりたい。空になりたい。遠くへ行きたい…。優しく力強く、不思議な魅力を放つ。ただそこにあるだけで、聴く者になんらかの影響を与えうる声の持ち主なのだ。私たちはそこに身をゆだねていればそれでいい。まさに「スピリチュアル・ポップ」と呼ばれるゆえんだ。
 小林武史を惹きつけた力は、あの岩井俊二をも呼び寄せた。インターネット上で繰り広げられるBBS(掲示板)形式の全く新しい試みの小説「リリイ・シュシュのすべて」(http://www.lily-chou-chou.com)は「スワロウテイル」以来4年ぶりの二人のコラボレーションになる。すでにスタートしているこのサイトはじわじわと話題にのぼり始めているが、まだこの世界を未体験の方は、ぜひアクセスしてみることをお勧めする。インターネットという虚構の世界とすばらしい音楽が持つ現実の世界が織りなす新しいエンターテイメントを楽しめるだろう。
 小説の展開とともに彼女が次に繰り出してくる音楽に期待してやまない。 

(初出『Groovin'』2000年4月25日号)

『グライド』
Lily Chou-Chou-J.jpg




Maxi Single
SMEJ Associated Records
AICT-1203
¥971(税抜)
発売中

心の奥底まで届く繊細でかつ力強いヴォーカルSalyu(サリュ)の歌声。このたぐいまれな声の魅力が堪能できる深く静かな佳曲が誕生しました。プロデュースのみならず詞曲も手がける小林武史が、自ら絶賛するアーティスト「リリイ・シュシュ」にふさわしいデビュー曲です。続くセカンド・シングルも6月リリース予定。


inserted by FC2 system