エロティック・シネ・ラウンジ・
ミュージック・コレクション
コンテンポラリーな気分を醸成する「エロティック・シネ・ラウンジ・ミュージック・コレクション」。
ボッサ、ジャズ、スキャット=メロウ、アンニュイ、セクシー!!
1990年代半ば、ニューズウィーク誌にひとつの記事がのりました。そこには「グランジからラウンジへ」という、なんとも気の利いたタイトルが付いていたのです!これは、その数年前から西海岸のグランジ、ノイズ、ロウ・ファイといったオルタナティヴ系のロック・バンドが、こぞって60年前後の俗にいう"ムード音楽"に傾倒していたことに起因していると思われます。しかし、ここにいわれるところの"ムード音楽"は単なる"イージー・リスニング"に留まらず、"特殊なムードを醸成するための音楽"だと定義づけられます。その中でも洗練されていて、それでいてユーモアがあり、故に小粋でお洒落なムードを醸成してくれる音楽が「ラウンジ・ミュージック」です。では何故、今「ラウンジ・ミュージック」なのか?ニューズウィーク誌上をひとつの気の利いた記事が賑わせている頃、タランティーノ監督「フォー・ルームス」のサントラがヒットしました。それまでのポップスとは異なる何処かレトロな雰囲気が、逆に新鮮に聴こえたからでしょう。これは昨今のキックボードに代表される(あれってローラースルーゴーゴーの焼き直しでしょ)70年代リヴァイヴァル現象とも関係があるのではないでしょうか?
(初出『Groovin'』2000年5月25日)
『女性上位時代』
CD
キングレコード
KICP-723
¥2,190(税抜)
6月7日発売
今夏、30年!の沈黙を破ってついに再上映決定。主演はキュートでスレンダーで子悪魔でおバカなフレンチ娘"カトリーヌ・スパーク"。ここ数年続いていた「おしゃれ映画リヴァイヴァル・ブーム」にもさらに拍車をかけそう。ピチカート・ファイヴの小西康陽氏もライナーにて熱い想いを語っています。ラウンジ・マスト・アイテムNO.1!!
『セッソ・マット』
CD
キングレコード
KICP-724
¥2,190(税抜)
6月7日発売
こちらは渇望されながら未だに上映されていない映画。主演はイタリアン・セクシー"ジャンカルロ・ジャンニーニ"とヴィーナスの体"ラウラ・アントネッリ"。東京で火がつき、92年イタリア・ビート・レコード・カンパニーの小さな倉庫のデッド・ストック300枚を、あっという間に空っぽにしてしまったという逸話はあまりにも有名。
『新黄金の七人 7×7』
CD
キングレコード
KICP-725
¥2,190(税抜)
6月7日発売
本国イタリアでも入手困難なものが、日本では何故か多くのファンが知る必須アイテムとなる場合があります。この逆転現象の最たるものがこのB級イタリア・スパイ映画のサントラです。「ザ・レッド・バス」「ゲッタウェイ」などスキャットものが充実。軽薄に思えてしまうほどの見え見えのアレンジで、A.トロヴァヨーリが真骨頂を発揮しています。
『ドリームス・デッラ・ムジカ N.1』
CD
キングレコード
KICP-726
¥2,190(税抜)
6月7日発売
鮮やかなブルー地に黄色のタイトル。通称 "青うずまき"。かつて洒落者たちの間でそう呼ばれたこのアルバムは、イタリアのビート・レコード・カンパニーの記念すべきサントラ・リリース第1弾。A.トロヴァヨーリ、F.デマージ、R.オルトラーニ、E.モリコーネ、B.ニコライ、P.ウミリアーニによる5つの映画音楽のオムニバス。
エッダ・デッロルソ
『イッツ・タイム・トゥ・シング
〜スキャットの女王, エッダ LIVE!!〜』
CD
キングレコード
KICP-727
¥2,190(税抜)
6月7日発売
「黄金の七人」におけるシャバダバ…甘美なヴォイス、スキャットの女王エッダの日本で初登場のソロ・アルバムです。今作ではライヴ録音のスタンスをとり、故にアンプラグド的なつくりがエッダのヴォイスをより引き立てています。最近では、大竹まこと氏主催のシティー・ボーイズの作品(小西康陽氏プロデュース)に参加で、健在ぶりをアピール。