ラウドネス

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ラウドネス

正座して聴け!
不滅の4人、樋口、高崎、二井原、山下が集結!
日本を代表するヘヴィ・メタル・バンド、オリジナル・ラウドネスが13年振りに復活!

(初出『Groovin'』2001年2月25日号)

 そういえば、オリジナルのラウドネスは、貪欲に色々な音楽を聴いていた時期だったこともあって、ヘヴィ・メタ(死語でしょうか?)嫌いだった僕も結構耳にしていたんだな。その当時、つまり80年代は、音楽誌の表紙のほとんどが高崎 晃だったんじゃないか?と思うくらいラウドネスだらけの凄まじい状態だった。ハード・ロック、メタルという括りを取っ払っても、彼らは最初に世界で通用し得る実力と運を手にしたバンドであり、今回の復活は単純に嬉しい。人間関係やら何やら色々あるだろうけど、ロック・バンドはスタートしたときのオリジナル・メンバーが一番である。
 さて、ラウドネスといえばいつの時代も"高崎 晃"であるが、彼は海外のギター・ヒーローと呼ばれるギタリスト達にも多大な影響を与えているのだ。また、彼は音を楽しむ"音楽"というよりはギター道(!)を追求しまくった人で、ギターについては悟りの境地に入っていると個人的には認識している。今回新作を聴く前に、古いナンバーも久しぶりに聴いてみたのだけれど、ただ単にテクニックを追求しただけではなく、ワビサビっていうんだろうか?海外のギター・ヒーローには真似できない何かがある(思い込みか?いや!)。日本人だと思って聴いてるからかもしれんが、ジャパメタ侮るべからず。
 では、オリジナルと呼べるラウドネスが消滅してから13年後に再集結した彼らの音を聴いてみるとしよう。今はジャパ・メタというと、どこか"一部の人のモノ"という閉鎖されたイメージが一般にはあるような気がするのだけれど、単純にかっこいいよ、これは。超絶テクも見せびらかしつつ、ポップさを失わず、1曲目の「The Winds of Victory」をプレイ・バックした瞬間からラウドネス・ワールドに取り込まれてしまう。ぜひ今回限りなんてことにしないでほしいものである。3月中旬には〜The SOLDIER's just came back〜TOUR 2001もスタートする。タッカン、赤のランダム・スター、ライヴで使ってくれるのかな?

Text by 富田 聡(久喜店)

『SPIRITUAL CANOE〜輪廻転生〜』
ラウドネス-J.jpg




CD
日本コロムビア
COCP-31280
¥2,800(税抜)
3月7日発売

「魂の再生」そして「進化」がタイトル・イメージのオリジナル・ラウドネス復活第1弾!もう当然2弾、3弾と続いて欲しい。君も、世界がビビる最新のジャパニーズ・ヘヴィ・メタルの最高峰、進化型ラウドネスを手に入れろ!初回盤のみ応募抽選で高崎晃モデル・ギター等が当たる特典あり。

【LOUDNESS 公式サイト】http://loudness.jp/

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