OZROSAURUS

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OZROSAURUS

誕生から5年。強力なリリック、重くブッといグルーヴをもった渾身の1stアルバムを携えて
"ハマの大怪獣"が横浜ベイエリアから、
ついに日本全土に上陸!!

(初出『Groovin'』2001年4月25日号)

 生息地は、横浜。口から強力なリリックを放ち、重くブッといグルーヴは腰をヘロヘロにするほどの破壊力を持つ。ゴジラ、ガメラとともに日本三大怪獣に上げられ"ハマの大怪獣"という異名をもつ。それがこのオジロザウルス。オジロザウルスは、双頭の怪獣。弱冠14歳で初めてマイクを握りキャリア9年の天才型本格派ラッパー、MACCHOと、「BEATは太く!」をモットーとし、絶対音感を持つDJ TOMOからなる。
 オジロザウルスは今年もっとも要注意なHIP HOPアーティスト。FUTURE SHOCKのレーベル・コンピ盤や、TWIGY、ZEEBRA、ラッパ我リヤなど日本のHIP HOPシーンを代表するアーティストの作品に客演していたので、気になっていた人も多いはず。もちろん、98年のメジャー・デビュー・マキシ「Bay Blues」、昨年11月にリリースされたシングル「AREA AREA」から期待していた人もいると思う。そんな彼らの1stアルバムがついにリリースされる。
 『ROLLIN' 045』と題されたこのアルバム。"ROLLIN'"とは車で街を流すことで、"045"とは横浜の市街局番のこと。"ハマの大怪獣"と呼ばれるだけあり、地元横浜に対する拘りはいかにも彼ららしい。また、本作はゲスト参加アーティストがこれまた豪華。TWIGY、マイティ・クラウンのマスター・サイモン、名古屋のM.O.S.A.D、京都のMAGUMA MC'sなど、日本のHIP HOP界の強者どもが終結した。さしずめ"怪獣大行進"といったところか。森の奥深く"オジロザウルス"らしき怪獣の鳴き声が聞こえてくる「INTRO」から始まるこのアルバムは、全編を通してとてもスリリングな印象を受ける。タイトル曲でもある「ROLLIN' 045」は、非公式ながら横浜市民のテーマ・ソングだとか…。また、「045BB」も横浜ネタ。乱れた性風俗を風刺した「少女A」のリリックはストレートでいて衝撃的。リード・シングル「AREA AREA」ももちろん収録。リリックはもちろんだが、バック・トラックがメチャメチャCOOLで、ファンクネス溢れるカッチョいいナンバーばかり。HIP HOPファンだけでなく、多くの音楽ファンのハートを掴むこと間違いなし。今、日本のHIP HOPシーンにおいて彼らの存在を無視することはできない。シーンに大きな影響を与えることは確実だ。大怪獣オジロの出現を心して待て…。

Text by 常盤安信(秦野店)

『ROLLIN' 045』
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CD
プライエイド・レコーズ/FUTURE SHOCK
PSCR-5955
¥2,718(税抜)
発売中

シングル「AREA AREA」がヒットしている"ハマの大怪獣"オジロザウルスの待望の1stアルバムがついにリリース。今やFUTURE SHOCKレーベルの最重要アーティストともいえる彼ら。メジャー、インディーと多くの豪華ゲストが参加した超強力作!

【OZROSAURUS Official Web Site】http://www.ozrosaurus.jp/

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