ECHOES OF YOUTH

ARTIST PICK UP

ECHOES OF YOUTH

新生エコーズ"ECHOES OF YOUTH"誕生!
「ZOO(strikethrough:〜愛をください〜)」に続いて大ヒットの予感!
ジンセイが熱く、熱く、熱く贈るビッグ・バラードが完成!

(初出『Groovin'』2001年4月25日号)

ECHOES OF YOUTH-A.jpg

 ところで、「辻仁成」は作家・詩人(芥川賞作家!)のときは「つじひとなり」、音楽活動・DJ・写真家・映画監督のときは「つじじんせい」と2つの名前を使いわけている。そんなことは知ってるよ。と、つっこまれそうだが、蓮井朱夏の「ZOO〜愛をください〜」でECHOESを知った方のために余計なお世話ながら…。その辻仁成が、エッジの利いたギター・サウンド、そして頑なまでのそのスタイルで人々を魅了したかつての盟友、元ECHOESのギタリスト伊藤浩樹とタッグを組んで結成した新生ECHOESともいえるのが、この"ECHOES OF YOUTH"だ。
 1991年、日本青年館、渋谷公会堂、日本武道館等のコンサートを経て、5月の日比谷野外音楽堂でのライヴを最後に、10年に及ぶバンド活動にピリオドを打ち、オリジナル"ECHOES"は解散 。メンバーはそれぞれの活動に入った。月日は流れ、2000年12月、突如ECHOESとして一夜限りの復活ライヴを成功させたのは記憶に新しい。結局オリジナルECHOESの再結成はこの1回限りではあったのだが、すぐにECHOES OF YOUTHとしてのライヴ・デビューが3/20に渋谷公会堂で行われている。聞くところによると、このときの仁成は、相変らず歌詞を変えながら、めちゃ嬉しそうに歌っていたそうだ。力のあるロック・バンドが次々と姿を消した2000年を受け、2001年に辻が敢えて「ロック」と「バンド」の復権を図ったのは興味深い。ECHOESの魅力の大きな位置を占めていたのは辻の歌詞世界と、思わず口ずさんでしまうメロディはもちろん、何と言っても辻仁成のひたすら熱い、熱い、熱いヴォーカルであったが、やはり「バンド」の魅力には個人では勝てない。誰がなんといおうとそうなのだ。「ロック」をやるなら尚更だ。2001年、ECHOES OF YOUTHがその旗の下に「ロック」を、「バンド」を甦らせる。愛を愛を愛を!今夜も!

Text by 富田 聡(久喜店)

『恋をするために生まれた』
ECHOES OF YOUTH-J.jpg




Maxi Single
SMEJ Associated Records
AICT-1309
¥971(税抜)
発売中

「ZOO(strikethrough:〜愛をください〜)」の大ヒットで一躍注目を浴びた"ECHOES"の辻仁成とギタリスト伊藤浩樹のユニット"ECHOES OF YOUTH"が遂に始動。思わず口ずさんでしまう歌詞世界とメロディは健在。テレビ朝日系ドラマ「危険な扉〜愛を手錠で繋ぐ時〜」主題歌。


inserted by FC2 system