清貴

清貴の3rdマキシ・シングル「The Only One」は、
彼のヴォーカルが切なく響くバラード・ナンバー。

BRAND NEW ARTIST
清貴

 2000年10月シングル「No No No」でデビューし、この2月には2ndシングル「VANISHING」をリリースした清貴のニュー・マキシが今作「The Only One」。デビュー当時は「現役高校生なのにこの歌唱力!」と話題を呼んだが、そんな彼も3月には高校を卒業し、現在はひたすらヴォーカリストとしての道を前進しているようだ。
 今作は清貴のヴォーカル力を改めて見せつけるようなバラード。音域の広さや、表現の豊かさ、フェイクのセンスにはただ圧倒されるばかりだが、そうした恵まれた才能をも超えるほどの情熱が彼の歌声にはある。小手先ではなく、全身を使って歌にぶつかっていく情熱。それが今作で歌われるひたむきな愛情や純粋さとダブって、聴く者を自然と曲に入り込ませてしまうのだ。
 またこの曲の歌詞にもヴォーカルにも、少年が大人へ変わる時期の、瑞々しさと艶っぽさが同居しているような佇まいが感じられる。多分清貴自身は意識していないだろうが、子供でも大人でもない今だからこそ出せるフィーリングが、この曲を単なるラヴ・バラードの範疇からはみ出させているのだと思う。さて、これからの月日が清貴をどう変えていくのだろうか?絶対に目が離せない。

Text by 鮎川夕子(編集部)
(初出『Groovin'』2001年4月25日号)

『The Only One』
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Maxi Single
東芝EMI
TOCT-22147
¥1,165(税抜)
発売中

清貴の3rdシングルは、彼のヴォーカル力を改めて見せつけるようなバラード・ナンバー。プロデュースは前作に続き中崎英也氏。読売テレビ/日本テレビ系ドラマ「Pure Soul〜君が僕を忘れても〜」(毎週月曜22時〜)主題歌としてオンエア中。

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