古明地洋哉

本物登場!暗闇の淵から一筋の光へ。
美しさと毒々しさが同居する「ghost/ライラックの庭」で、あの"古明地洋哉"がひっそりと本格始動!

BRAND NEW ARTIST
古明地洋哉

 何が現実で何が幻なのかもわからない。そこに答えなんかない。そんな世の中で必死に生きていくことの歓び、戸惑い、悲しみ、全ての矛盾に満ちた感情を、まるで教会の鐘の音のような美しいエレキ・ギターが包み込む。ここまで自分の「生」に生々しく向き合ったアーティストがいただろうか。古明地洋哉(こめいじひろや と読む)。本物の登場だ。
 昨年彼がひっそりと発表したインディーズ・デビュー作『讃美歌』が、全国の音楽ファンや多くのアーティストから「遂に日本にも 本物が…」と大絶賛されたのは記憶に新しいが、今作品は決してそこに立ち止まらず、ゆっくりと一筋の光に向かって這い上がっている古明地の姿が刻み込まれたものになった。「幽霊(ghost)って未練があるからこの世に残っているでしょ?俺は生きてるけど、"生きたい"っていう未練が強いんだと思う。実は皆そうだと思う。だから"ghost"。」サウンド的にも「デモ・テープの延長上」といった印象の『讃美歌』と比べ、4曲とも確実にクオリティーの高い美しいロック・サウンドに仕上がっている。一聴すると「POPになった」感があるが、むしろこの曲こそ『讃美歌』のどの曲よりも、彼のもつ独特の毒々しさが増しているようにも感じる。一貫して美しいロック・ミュージックを作り出す古明地洋哉が、この「ghost/ライラックの庭」を予告編として、6月に発売予定だという初のフル・アルバムで、きっとその全貌を明らかにするのだろう。

(初出『Groovin'』2001年4月25日号)

『ghost/ライラックの庭』
古明地洋哉-J.jpg




CD
ミディ
MDCS-1049
¥1,000(税抜)
発売中

昨年に発売したインディー盤『讃美歌』シリーズで、各音楽専門誌から「ヤバイ」と大絶賛された古明地が満を持してリリースする両A面マキシ・シングル。題して「聖歌(ゴスペル)meetsロック」。 全国の音楽ファン必聴盤です。6/21には初のフル・アルバム『灰と花』をリリース予定。

【古明地洋哉 公式サイト】http://www.komeiji-hiroya.net/

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