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あの興奮が甦る!大反響を呼んだ「bird tour 2000+1」。
スタジオ・ワークだけじゃない。繊細かつ大胆に、溢れる才能がはじける!
早くも傑作ライヴ盤との呼び声高し。ライヴとは何か?答えはここにある!?

(初出『Groovin'』2001年5月25日号)

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 突然のライヴ・アルバム発売のアナウンスは、ファンとしてとても喜ばしいニュースとなった。どちらかと言えば、オリジナル・アルバムやシングルからの音源で構成されたベスト盤の方が話題になりやすく、日本では意外と地味な扱いをされがちなライヴ盤を早々と3枚目のアルバムにして(しかも2ndが去年の11月に出たので5ヶ月のインターバル?!)出してしまう、いや、出せてしまうところが、birdのライヴのレベルの高さを物語っているように思う。
 収録内容は、2000年12月から2001年1月にかけて全国12ヶ所15公演行われた「bird tour2000+1」から、ツアー・ラストとなる東京NHKホール2daysより、シングル曲を中心に選曲した全10曲入り!総TRACK時間約72分の大ヴォリュームで、十二分にライヴの興奮を堪能することができる内容だ。実際に行った人は再びその感動を鮮明に呼び覚ますことができるだろうし、また、行けなかった人も、このCDでリアルにその空気を感じ取ることができるはずだ。
 では、中でも特に印象深かった曲をいくつか紹介しよう。ライヴのオープニングを飾る「オアシス」。涼しげなギターのアルペジオに厳かにbirdの予感めいたヴォーカル。イントロのあと、一瞬の沈黙を経て、birdを含め11人編成のフル・バンドが一斉に曲を奏で始めると、会場は瞬く間にbirdを中心にひとつに。心地よいゆれに、すっと気持ちが入っていく感じがたまらない。
 続いて2曲目は記念すべきデビュー曲「SOULS」。ヤバイ。カッコ良すぎて鳥肌モノ。オリジナルはストレートなR&Bアレンジだったが、今回のライヴ・アレンジでは、イントロのギター・カッティング、Rhodes、そしてブラスの入り方といい、これはまさにフリー・ソウル!しかも曲自体がもともとサビでグッとくる込み上げ系メロウ・グルーヴなので、気がつくと目が潤んでしまう。極論で言えば、この曲だけでこのCD買える!絶対にオススメの1曲。
 4曲目、5曲目、8曲目は、個人的にはもしかするとダンサブルな曲より好きかもしれないバラード・ナンバー。どこか寂しげで、でも優しくてちょっぴり切ない。そんなbirdの書く歌詞と、それ自体が物語のようなメロディが、ワンランク上のライヴを演出している。birdの歌唱力の高さを改めて感じることができる。
 他にもモンド グロッソの名曲「LIFE」や、弾き語りで「桜」を披露したりと、ライヴの魅力が満載。コレ以上何を望めばいいのか?といった素晴らしいライヴ・アルバムだ。しかも、36ページものツアー・ショット・ブックレット封入と至れり尽せり。ただし完全生産限定なので、迷っている暇はナイっ!確実に手に入れよう。

Text by 並木 仁(朝霞店)

『LIVE! tour 2000+1』
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CD
SMEJ Associated Records
AICT-1316
¥3,048(税抜)
発売中

11人編成のフル・バンドが作り出す奇跡のライヴをいつでも楽しめるスペシャル・アイテム。音の広がりが違う、一体感が違う、感動が違う!成長著しいbirdの魅力満載。ヘッドフォンでいつもより少し音量を上げて、目を閉じて聴いてみよう。ほら、そこはもうまさしくライヴ会場だ!

『bird tour 2000+1 live!』
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DVD
SMEJ Associated Records
AIBT-9010
¥5,900(税抜)
発売中

ライヴ映像も同時発売!CDとは収録曲及びミックスが異なるので、こちらもマスト・アイテムとなること間違いなし。DVDでは臨場感あふれる5.1ch.Mixを採用。迫力のライヴが鮮やかに甦る!

【bird official site】http://www.bird-watch.net/

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