Keison

ARTIST PICK UP

Keison

「海」「夏」のイメージにとどまらない、
さすらいのミュージシャン"Keison"の男唄。
ニュー・マキシ・シングル「Babe」リリース!

(初出『Groovin'』2001年7月25日号)

 一発聴いて感じたのは「うっ!クールなイントロ作ったな」って…。1stアルバムの制作過程で体験した、初のロンドン・レコーディングが実にイイ形でこの新曲「Babe」につながっている事が瞬間的に伝わってきて、すぐさまジャケットを広げて見れば、やはりそこには、「produced by GREEN GINIE」のクレジット。印象的なイントロを大切に、くすぐりのベース・ラインを絡ませて変化を持たせつつ、全体のイメージはロンドン・チックなグルーヴ感が出ていて"イイ感じ"の裏付けになっている。
 「さて、詞の方は…?」と歌詞に目を落としてみると…「何!ラヴ・ソングじゃん!」しかも、どうやら相手は"人"!「海」を愛して「空」を愛したKeisonが、意外にも(笑)人を対象に、直接的に思いを募らせている。居心地のイイ場所を離れて、マイペースをキープすることは、想像以上の大変さがあるだろうけど、あえてごまかしきれない現実的な"愛"を綴ったあたりは、「勇気ある仕事したね」って感じかな。今まで何度もKeisonの歌を聴いてきたけれど、「離れないで」とか「忘れないで」なんてフレーズ、耳にしたこと無かったからね…。でも、Keisonが歌うとイメージの違和感が無いというか、色あせた感じが無くてイイし。「コレもアリだなっ」って気がする。シンガーとしてまたひとつ魅力を備えたって事ですね。カップリング曲の「アンナ カンナ」には、「うん、僕もそんな感じ」と、思わず共感。
 2月の新春大宴会以来ライヴ聴いてないけど、まあ、24色のクレパスをとりあえず36色ぐらいに持ち替えて、「Please keep on Keison.」って感じかな。

Text by 森藤剛正(新静岡センター店)

『Babe』
KEISON-J.jpg




Maxi Single
Epic Records
ESCB-2245
¥971(税抜)
発売中

2001年最初のリリースは、やっぱり"夏"!海に吠える野人Keisonが放つニュー・マキシ・シングルは、なんと初のラヴ・ソング(一応)。プロデュースはUAなどでお馴染みのGREEN GINIE。Keisonの、体から溢れ出るようなニュー・グルーヴを聴いてほしい。

【Keison Official Web Site】http://www.kobuchizawa.net/keison/

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