磯﨑健史

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磯﨑健史

彼はまさに、ハッピーエンドを突き進む"愛の救世主"!
21世紀初頭、なんでもありのJ-POP大競争時代に、
あえてポップど真ん中で、ポジティヴなパワーで勝負をかけます!

(初出『Groovin'』2001年9月25日号)

 磯﨑健史の歌詞を見ていると、言葉それ自体がもうすでにリズムを持っている。歌詞だけでなく曲の方もポップ感覚全開といった感じで、これだけ言いたい事を、全部1曲の中で言い切ってしまう強引さ(?)がなんだかホットなのか、クールなのか、気がつけば彼の世界に引きずり込まれている。
 磯﨑健史、1974年7月9日、横浜生まれの27歳。横浜、鎌倉(彼の歌詞の中に登場する)、そんな地名はどこかノスタルジックで、デビュー曲の爽やかな、品の良い恋のアプローチはきっと、海からの風に乗って、あなたの元にも届く。デビュー作となるこの3曲入りマキシでは、あえて各々の曲を個性的な3人がアレンジを担当しているが、水面下では、"宅録世代の小さな巨匠が現れた!"と前々からちょっとしたうわさになっていたという。
 女の子に面と向かって「好きだよ」とか「愛してる」なんて、彼は絶対言わないんだろう。でも、一緒に歩いていてさり気なく、風で乱れた髪の毛を直してくれそうな、何とも女心をくすぐる妙な色気がこの磯﨑健史の音楽の世界には潜んでいる。それはきっと、彼の生まれ持った才能であって、決して意識してやっていることではないと思うが…。(もしも意識的にやってたとしたら、世の男性諸君!彼の存在は要チェックです!!)曲も詞もポップで爽やかで、ちょうどいい距離感で見ていてくれる幸福感、そして絶対に無理強いしない安心感が女の子はたまらなく好きなはずだ。もしかしたら、彼はこれからの時代の"愛の救世主"になる可能性大!
 詞、曲、アレンジ、ヴォーカル、コーラスのすべてと打ち込み、そして宅録レコーディング・ノウハウを持つ、素晴らしいポップセンスのプロデューサー/アレンジャー(次の時代を担う)になる可能性を秘めた大型新人、磯﨑健史。今度はぜひ、彼自身のアレンジ・ワークも聴いてみたいものである。そんな彼は現在音楽活動に専念しており、12月には2ndマキシ・シングル、2002年にはデビュー・アルバムをリリースする予定だということなので、近い将来夢は叶いそうだ。好御期待あれ!!

Text by 森田みき(玉川高島屋店)

『DASH』
磯﨑健史-J.jpg




Maxi Single
ポリドール
UPCH-5061
¥1,200(税抜)
発売中

磯﨑健史のデビュー・マキシ・シングル。詞、曲、アレンジ、ヴォーカル、コーラスのすべてと打ち込み、宅録レコーディングのノウハウを持つ、今を映し出す可能性を秘めたこの大型新人は、いったいこれからどんな世界を作り上げていくのだろう。彼独特のポップ感覚は時折乱れながらも、ロマンティックとパーフェクトの両輪で、走り抜けていく。

【磯﨑健史 公式サイト】http://www.universal-music.co.jp/isozaki_takeshi/

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