前作『坂道ココロ』から半年、身もココロも、
もちろん音楽だってパワーアップして、いよいよヤギ節の本領発揮!
BRAND NEW ARTIST
八木さやか
八木さやか第3弾シングルは、その名も『夢跡』。前作『坂道ココロ』から半年、身もココロも、もちろん音楽だってパワーアップして、いよいよヤギ節の本領発揮を知らしめる痛快作が登場した。
「ずっと「ミラクル」「坂道ココロ」みたいなミディアムが得意だったんだけど、歌は生活から出てくるし、今の自分はテンション上がってるから、速いテンポで勢いあるものを作りたいってことだけは意識しましたね」と彼女は話す。
そんな心情は、いつになく疾走感の高まったギター・サウンドを得意のワウ奏法でより荒削りに磨き上げることで力強く表現されている。どこまでも真っ正直な彼女らしいやり方。それは描かれるストーリーにもダイレクトに反映されていると言えるだろう。歌が生まれるきっかけは、まさに「夢に見たこと」だという。
「夢のあともまだまだ自分の気持ちは続いているし、テンションは上がってるっていうか。こうなりたいとかこう行きたいって夢はこれからもどんどん生まれてくるだろうし、そのたびに不安も生まれるかもしれないけど、そこに大事な跡が残っていたら私は何回でも夢を見たい。すごく強い跡をつけていきたいんですよ。だから、夢を見終わった後もそれでも前向きでいるっていう意味なんですよね、"夢跡"って。」
そこにはまたひとつ強くなった八木さやかがいる。これをヤギ節の決定盤と言わず、何と言おう。。
(初出『Groovin'』2001年9月25日号)
『夢跡』
Maxi Single
キングレコード
UKICM-1037
¥1,143(税抜)
10月3日発売
八木さやかの最新作は、彼女が「夢に見たこと」がきっかけで出来上がった作品。自分の日常が全部つまっている夢を見たことで、初めてのアコースティック・ギターによるインストア・ライヴに対する不安も解消されたという。彼女自身、特に思い入れの強い1曲。