エスカーゴ

ここが好きですか?嫌いですか?ここで何を得ましたか?失いましたか?
「東京」へ。エスカーゴから愛を込めて。

BRAND NEW ARTIST
エスカーゴ

 夢や目標をもってたくさんの人がやってくる東京という街。人それぞれこの場所に対してのイメージがあるだろう。では「エスカーゴにとっての」東京とは?
 前作「ユメナラバ」には、純粋で真っ直ぐな愛情表現がなされていて、そのストレートさに戸惑いさえ覚えたが、今回のこの作品にも、エスカーゴらしい飾り気の無い素直な思いが溢れている。「東京」という、よく耳にするテーマを取り上げながらも、2本のギターのはずむようなメロディーに歌を乗せることで、「いろんなものを抱えて(東京へ)出てきた」ような重さや暗さは微塵も見せず、むしろそれらの「マイナス思考」をはね飛ばすようなパワーも感じられ、「頑張っている」「でもちょっと強がっている」、そんなありのままの自分が存分に表現されていて、思いきり共感できる。明るく前向きに、目の前にあるのが漠然とした未来であったとしても進んでいこうとするがむしゃらさが頼もしい、元気をくれるナンバーなのだ。
 彼ら自身を映したかのようなこの曲。憧れの街、そこで生きることでちょっとしたステイタスを与えてくれる街、でも時折自分を傷つける街、東京。同じようにここで生きる1人として、彼らからまたちょっと勇気を与えてもらった気がした。

Text by 二宮万里(編集部)
(初出『Groovin'』2001年12月25日号)

『東京』
エスカーゴ-J.jpg



Maxi Single
キングレコード
KICM-1043
¥1,143(税抜)
12月5日発売

誰もが憧れる「東京」という街をテーマに、エスカーゴらしくストレートで前向きな、明るい新曲ができあがった。2人のギターが歯切れよく、清々しい。C/W「シチュエーション」はほのぼのとしたラヴ・ソング。キャッチーなメロディーが背中を押してくれそうな「ゲーム」は寒さを吹き飛ばしてくれそう。


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