"Very Best of NON-STANDARD" Series

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"Very Best of NON-STANDARD" Series

 YMOを散開(=解散)した細野晴臣が、テイチクとの業務提携で発足させたレーベルが、ノンスタンダード。はっぴいえんど〜キャラメル・ママ/ティン・パン・アレー〜YMOと、次々に時代の一歩先を行くサウンドを実践してきた細野晴臣は、YMO時代からの流れであるテクノ・ポップに加え、アンビエントや環境音楽なども実験し、また鈴木惣一朗率いるワールドスタンダードや越美晴、ミカド、アーバン・ダンス、細野のユニットであるFOE、福原まりや後にフェアチャイルドで活躍する戸田誠司が在籍したShi-Shonen、小西康陽や高浪敬太郎を擁するピチカート・ファイヴ、後にオリジナル・ラヴで活躍した木原龍太郎や東京スカパラダイスオーケストラの冷牟田竜之らが参加のブルー・トニックら、90年代以降のJ-POPSシーンを支える優秀なミュージシャンを多数輩出している点でも、ノンスタンダードは見逃せないレーベルだ。
 さて今回リイシューするのは、ノンスタンダードの作品の中から選りすぐった10タイトル。80年代の細野晴臣の活動を語る上でも重要な作品が多数含まれている。時代が何を求め、彼らはどんなスタンスでそれにどう応えようとしたのか…そんなことを考えながら聴くとき、改めてノンスタンダード・レーベルの活動の重要性が浮き彫りになるはずだ。

■"Very Best of NON-STANDARD" Seriesのポイント
1:総監修とデジタル・リマスタリングは、ワールドスタンダードの中心メンバーである鈴木惣一朗氏が担当。
2:24 bit K2デジタル・リマスタリングにより、音質も飛躍的にアップ。
3:ジャケット・アート・ワークは、出来るだけオリジナル・デザインを忠実に再現。またCDブックレットには鈴木惣一朗氏や牧村憲一氏へのインタビューを元にしたノンスタンダード・レーベルの総論や、詳細なライナーノーツを掲載。リイシュー盤として必要とされる資料的価値を、最大限充実させた仕様。

(初出『Groovin'』2001年11月25日)
構成&Text by 土橋一夫

細野晴臣
『メイキング・オブ・ノンスタンダード・ミュージック』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18751
発売中
¥1,800

YMO散開後その動向が注目されていた細野晴臣が、"Non-Standard"と"Monad"の2つのレーベルを設立し、その第1弾作品として84年11月にリリースしたのが本作。2つのレーベルのこれからの活動を予感させる楽曲が収録されている。単独では待望の初CD化。

細野晴臣
『S-F-X』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18758
発売中
¥1,800

84年12月に発表された、ノンスタンダードからのソロ・アルバム第1弾。それまで細野晴臣がYMOで実践してきたサウンドから一歩踏み出し、コンピューターを駆使しデジタルでテクノを表現する、という当時最新の方法論をいち早く具体化させた作品として注目を集めた名盤。

F.O.E
『FRIEND or FOE?』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18759
発売中
¥1,800

『S-F-X』制作中に過剰なビート感の魅力にとりつかれた細野晴臣が、OTTをキー・ワードとして結成したユニットが、フレンズ・オブ・アース(F.O.E)。本作は彼らの2枚の12インチに、ジェームス・ブラウンをゲストに迎えた「セックス・マシーン」の7インチや『Sex, Energy & Star』からの音源をプラス。

ワールドスタンダード
『ダブル・ハピネス』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18752
発売中
¥1,800

最近では『モンド・ミュージック』『モンドくん日記』などの出版やCD監修などでも知られる鈴木惣一朗率いるワールドスタンダードが、86年2月にリリースしたミニ・アルバム。エスペラント語によるダンス・ミュージックを実践した無国籍ポップスは、海外でも高い評価を得た。待望の初CD化。

越美晴
『ボーイ・ソプラノ』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18753
発売中
¥1,800

細野晴臣のプロデュースでYENレーベルに2枚のアルバムを残した後、ノンスタンダードに移籍し85年にリリースしたアルバム。「アヴェ・マリア」や、シューベルトの「野ばら」といったクラシックの楽曲をテクノの手法でカヴァーした、斬新かつ美しいアルバム。

MIKADO
『冬のノフラージュ』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18754
発売中
¥1,800

98年にフランスで発売されたベスト盤が都内の輸入レコード店で大ヒットを記録するなど、今や若い世代のギター・ポップ・ファンの間でも知名度が高いMIKADO。本作は84年リリースの12インチに、ボーナス・トラックとして85年発売の12インチ「哀しみのカーナヴァル」をカップリング。

アーバン・ダンス
『セラミック・ダンサー/2 1/2』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18755
発売中
¥1,800

高橋幸宏のプロデュースでデビューした、成田忍+現ソウル・ボッサ・トリオの松本浩一+小山謙吾からなるアーバン・ダンス。86年1月リリースの12インチ『セラミック・ダンサー』に、彼らのラスト・アルバムとなった2nd『2 1/2』をカップリング。布袋寅泰が1曲ギターで参加。

Shi-Shonen
『Singing Circuit』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18756
発売中
¥1,800

戸田誠司、福原まり、渡辺等、友田真吾によるShi-Shonenが、85年にノンスタンダードに移籍し、同年5月にリリースした1stフル・アルバム。モダン・テクノポップ・バンドとして活動してきた彼らの作品の中でも、本作は青春テクノ・ポップの歴史的名盤と言われる代表作。

ブルー・トニック
『Moods for Modern』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18757
発売中
¥1,800

ルースターズの井上富雄、現・東京スカパラダイスオーケストラの冷牟田竜之、後にオリジナル・ラヴのメンバーとして活躍する木原龍太郎らが在籍したブルー・トニック。本作は87年の1stアルバム『Moods for Modern』に、12インチ・シングルの『blue tonic』を追加収録。

V.A.
『ザ・ベスト・オブ・ノンスタンダード』
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CD
インペリアルレコード
TECN-18760
発売中
¥1,800

細野晴臣、ワールドスタンダード、Shi-Shonen、越美晴、ピチカート・ファイヴなど、ノンスタンダードを支えたアーティストの音源によって構成されたベスト盤。このアルバムでしか聴けない音源も含まれている。本作にはボーナス・トラックとして、中原香織のシングル「銀河鉄道の夜」を追加収録。

ピチカート・ファイヴ
『pizzicato five '85』
ピチカート・ファイヴ '85-J.jpg

CD
インペリアルレコード
TECN-22731
発売中
¥2,095

惜しくも解散してしまったピチカート・ファイヴの初期音源をコンパイルしたアルバム『ピチカート・マニア!』を、小西康陽氏自身によるリマスタリング&監修で再発。ニュー・ジャケット&24 bitデジタル・リマスタリング仕様。お洒落なサウンドの中に光るポップな感覚は、今聴いても新鮮。

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