ザ・ハイロウズ

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ザ・ハイロウズ

2001年はアルバム『HOTEL TIKI-POTO』で
絶好調だったザ・ハイロウズが、
2002年1発目のマキシ・シングル「いかすぜOK」をリリース!

(初出『Groovin'』2002年2月25日号)

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 僕の青春時代といえば、RCサクセションとザ・ブルーハーツだった。そして、いま、あのとんでもなく凄かったバンド、ザ・ブルーハーツの「夢」が、月9ドラマで使用され再注目されている。もちろん「夢」は良い曲なのだが、ファンとしてはもっともっと良い曲があるだろう!とも思ってしまう。(そう思う人は多いのではないでしょうか?)
 ザ・ハイロウズとザ・ブルーハーツは、両方ともヒロトとマーシーが中心のバンドなのだから、比べられるのも当然なのかも知れないが、「20年、30年経ったら、2つのバンドは同じように比べられるものだ」とあるインタビューでヒロトが話していた。
 昨年発売されたアルバム『HOTEL TIKI-POTO』は、ロックン・ロール・アルバムとして最高の作品だった。楽曲も歌詞も演奏も素晴らしい。間違いなくザ・ハイロウズ史上最高傑作だった。なんと言っても名曲は「十四才」だろう。ちょっと朗読的なヒロトのヴォーカルが心に突き刺さり、曲の最後に〜そん時は必ずおまえ 十四才にしてやるぜ〜という最強のフレーズが飛び出す。「十四才」は、僕にとっては「ミサイルマン」以来の衝撃だ!また、別な意味で衝撃だったのは「21世紀音頭」。これはマーシー作品なのだが、彼に関してはもはや何でもありだと思わせる。ライヴでは、ヒロトが笛を吹きながら歌い、異常に盛りあがっている。その他にも良い曲がたくさんあるので、まだ聴いてないという人はぜひぜひ。
 そして、ザ・ハイロウズ2002年1発目の新曲が早くもリリース!タイトルは「いかすぜOK」。今作は「アクエリアス」のCMソング。だからかどうかはわからないが、〜汗びっしょり〜と最後に繰り返し歌っているフレーズが印象的。早くも夏を感じさせる、ザ・ハイロウズの青春路線の1曲だ。また、カップリングには『HOTEL TIKI-POTO』に収録されている「迷路」が別MIX(Nancy Mix)で収録。こちらは曲調はのんびりしているが、歌詞を読むと深い!
 きっと、夏から秋ぐらいには出るであろう(というか、出て欲しい!)アルバムを待ちながら、この春は「いかすぜOK」で盛り上がって行きましょう。

Text by 上原哲也(浦和三室店)

『いかすぜOK』
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Maxi Single
キティMME
UMCK-5052
¥1,048(税抜)
発売中

ザ・ハイロウズのニュー・マキシ・シングルは、「アクエリアス」のCMソング。青春路線でポップな作品に仕上がっている。約15年もの間、共にロックン・ロールを作り続けているヒロト&マーシーはやはり凄い!と再確認する1枚。

【ザ・ハイロウズ OFFICIAL WEB SITE】http://www.high-lows.net/

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