Do As Infinity

SPECIAL SELECTION

Do As Infinity

Do As Infinity初のベスト・アルバム、ついに発売!
シングル曲のアンプラグド・ヴァージョンや未発表曲も含めた全17曲は、
現在までの活動の集大成です。ライヴDVDも同時発売!

(初出『Groovin'』2002年3月25日号)


DoAs-A.jpg 「Do As Infinityってすごいな」というのが、この作品を聴いてみての率直な感想である。本当に単純な言葉でしか言い表わせないほど、今作は全てが新しく、そして何よりもカッコよかった。
 実は、自分が本誌で彼らについて語らせてもらうのはこれが初めてではなく、一番最近では3rdアルバムについて書いたことを憶えている。こういう仕事をさせてもらっている特権というか何というか、アーティストの情報やそれに関する資料にいち早く触れることが出来るのは本当にうれしいことで、ことにそれが自分の好きなアーティストとなれば、その気持ちも倍以上に膨れ上がる。そして毎回Do As Infinityには驚かされ、感動させられるのである。
 さて話は戻って、彼らの曲はすべて聴いている自分がベスト盤を聴くにあたって少し怖かったのは、その作品がただのシングル集であったらどうしよう?ということであったが、今作には私が心配していたような妥協は一切なかったので安心した。一発目の「SUMMER DAYS」というアップテンポな曲で一気にはじけ、そこからDo As Infinityの世界が進行しはじめ、新曲「nice&easy」で癒され、アンプラグドな世界で終わるという流れになっていて、ところどころにアクセントが置いてあるため本当に飽きが来ない。中でもこの作品の収録曲で特にオススメしたいのは、やはりツアー・バンドによるシングル曲の新録ヴァージョンであろう。選曲も「冒険者たち」のようなノリのいいものから、しっとり聴かせるタイプのものまであって、それがまるで彼らのライヴのダイジェストのように構成されているところはさすがである。また、その中でもさらに1曲を挙げるとすれば「Tangerine Dream」だろう。今作ではアレンジは多少変わって収録されているものの、この曲は彼らの歴史の始まりだと自分は考えている。個人的にも思い入れのある曲なので、特に最近Do As Infinityを聴き始めた方にはオススメしたい思う。
 2002年初のアルバム・リリースがベスト盤ということで始まったDo As Infinityであるが、この作品と同時に、昨年行ったホール・ツアーの模様を収めたDVD『Do As Infinity LIVE TOUR 2001〜DEEP FOREST〜』を発売したので、ぜひそちらの方でライヴの臨場感を味わって欲しい。特に私のようにどうしても時間が合わず、ファンなのに彼らの演奏を生で観られなかったあなたには、ぜひぜひこれでその鬱憤を晴らしていただきたい。
 この作品を聴き終えた今、今年も彼らの変わらぬ活躍が期待できると確信できた。それにファンとしてはこのまま順調にシングルをリリースして欲しいし、年内にオリジナル・アルバムが聴けるかもしれないという淡い希望も持っている。そしてこれは蛇足だが、3ショットはもう見られないのだろうか?
 ベスト・アルバムという言葉のとおり、Do As Infinityは今回最高のアルバムを作り上げた。そして次は必ずそれを超えるものを出してくれるだろう。これからも常に上昇しつづける彼らの動向に注目したいと思っている。

Text by 伏見朋記(浜松高台店)

『Do The Best』
DoAs-J.jpg




CD
avex trax
AVCD-17110
¥3,000(税抜)
発売中

シングル「陽のあたる坂道」が絶好調のDo As Infinityのベスト・アルバムがいよいよ発売。シングル曲はもちろん収録されるが、ツアー・バンドによるアンプラグド・ヴァージョンとして新録されたものや、未発表曲もアリという、史上最強のアルバムです。

【Do As Infinity Official Homepage】http://d-a-i.com/index.html

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