SADS

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SADS

最強メンバーとなって、衝撃の爆音アルバム『THE ROSE GOD GAVE ME』を完成させたSADSが、2001年を総括する映像作品をリリース!
SADSの生き様を体感せよ!

(初出『Groovin'』2002年4月25日号)

SADS-A.jpg 2001年SADSに起きた大ニュースと言えば、何と言ってもDr.満園の加入だろう。後期黒夢のサポートとして大活躍、SADS始動時に清春に誘われるものの、一度は断る。しかし今回の脱退劇で再び誘われ、加入となる。
 とにかく、ブルドーザーが時速100kmで走っているような彼のドラムを得たSADSは過去最強の布陣となった。1stのパンク・ロック+グラム路線、2ndのコンセプチュアルな世界観、そして満園加入を経て、へヴィ・ロックの要素を加え、それらが統合した新たなSADSの世界を表したアルバム『THE ROSE GOD GAVE ME』を完成させた。それは爆音ファンがライヴに行かずにはおれないアルバムで、自分も実際にライヴを見に行ったが、その音圧はすごかった。暴れるところは暴れるし、魅せるところは魅せる、貫禄のステージングだった。
 この映像作品は『THE ROSE GOD SAVE ME』のレコーディングに始まり、ロスでのミックス・ダウン、2枚のシングル・リリース時の東京、大阪それぞれのシークレットGIG、ライヴ・リハ、そしてSTAR STRIPツアーの各会場、ファイナルの武道館、そしてカウントダウン・ライヴと、2001年SADSの全てを、収録時間の許す限り詰め込んだものだ。そこには、SADSが上に記した満園の加入により、本当の意味で「バンド」になってからの1日1日が刻々と綴られている。各会場でライヴを終えて、一喜一憂するメンバーを楽屋にいるスタッフのごとく体感できるし、他にも「TRIPPER」を途中で止めて演り直す一幕(これぞ清春!)や、「SADSに入れてよかった〜!」と吼える満園とか、「これが新しいSADSです」と高らかに宣言する清春など、思わず「おぉ!」と拳を挙げたくなるシーンも収録されている。男が男に惚れる瞬間満載だ。
 また、普段は映像化されない地方のライヴ映像も収録されているので、参戦している自分を探すなんて楽しみ方もあり。どの会場が映像化されてるかは買ってからのお楽しみ。ちなみに自分の見に行った茨城は無し(泣)。ちなみにファンクラブ会員の人は既に知っている、あの情報も最後に入っている!一般SADSファンはこれを知らないと絶対後で泣く!断言!
 全て見終わった時思うのは、やはり「ライヴ行きて〜!」という正直で素直な衝動。2002年、すでにSADSは4/12を皮切りに全国141本のツアーをスタートさせている。何故にスタートが4/12なのかも、実はこの作品を見るとわかったりするんだが…。
 とにかく今年も(orこそは)会場へ行って「Go to Hell」だ!爆音ファンでライヴ未体験の人は行くべし!その前に、彼らのライヴの瞬間と、バンド、そしてメンバーの生き様を封じ込めた今作を見逃さないように。1年の大半をライヴで埋め尽くすSADSの生き様を知るには充分すぎる映像作品だ。

Text by 麦山幸男(木更津桜町店)

『AWAKE』
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キティMME
[DVD]UMBK-1037
[ビデオ]UMVK-1037
¥5,238(税抜)
発売中

ライヴ映像はもちろん、それ以外にもバンド、そしてメンバーの生き様が垣間見えるドキュメントを収録。1年の大半をライヴで埋め尽くすSADSの生き様を知るには充分すぎる映像作品。ライヴ映像だけではわからない、SADSのすべてが分かる1本!

【SADS OFFICIAL WEB SITE】http://www.sads-xxx.jp/

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