MY BEST CHOICE!

MBClogo.png
第27回 
山田信孝(すみや伊勢原店)

(初出『Groovin'』2002年4月25日号)

 今年の2月頃だと思います。テレビから何とキャロル・キングの音が流れてきました。画面を観ると本人が歌っているようです。「いや若すぎるぞ」と思っていると後から少しドスの利いたというか、低音が混じった渋い声に変わりカメラは後ろのピアノを弾く女性に。「あっ、これが本人だ。と、すると前の女性は娘さんだったんだ」という仕掛けに納得し、親子2人の出演に感動を引きずらせるGAPのCMでした。
 実の所、私がキャロル・キングのCDを初めて聴いたのは6年程前の事です。小田原の店にいた頃すみやの10%OFFのセールの時に買いました。トッド・ラングレンのレコードの中にそのような名前があった事を憶えていて、買ってみました。彼女がそんなに有名な人だったなんて、モータウンの数多くの作曲をしてたなんて、知りませんでした。すみません。 
この「My Best Choice!」のお話を頂いて久しぶりにこのアルバムを聴き返してみました。音楽の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私の場合このアルバムは1人、自分の部屋でしっとりと聴くのが良いようです。名盤と言われるのにふさわしい名曲揃いです。
 昨年の9月25日には8年ぶりの新作『Love Makes The World』を発表した彼女。彼女が生まれたのは1942年2月9日ということですから、そう今年、還暦をめでたくお迎えになられた訳です。
 ジャニス・ジョプリンが1943年1月19日生まれですから、2人の音楽にある程度共通項が見て取れるなあ等と思ってしまうのは私だけでしょうか。
 それにしてもジャニスが生きていたら来年還暦か。見てみたいような、見てみたくないような…。

*なお次回は原田玲子氏(すみやグルーヴィン5J店)が登場します。お楽しみに。

キャロル・キング
『つづれおり』
キャロル・キング-J.jpg




CD
Epic Records
ESCB-7770
¥1,700(税抜)
発売中

何てったって15週連続全米No.1だったそうだし、6年間で1,300万枚売れたそうだし、曲はいいし、ヴォーカルは渋いし、バックの音なんかこれまた最高だし。7曲目はトッド・ラングレンがカヴァーしてました。⑨も②も有名な曲です。

inserted by FC2 system