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akiko初のマキシ・シングルは、なんと"スウィング・アウト・シスター"プロデュース!
ボサ・ノヴァの帝王、A.C.ジョビンの名曲を、
S.O.Sのコリーンとのデュエットで収録した話題作!

(初出『Groovin'』2002年5月25日号)

 名門ジャズ・レーベル、Verve初の日本人女性シンガーとして、昨年6月にアルバム『ガール・トーク』でデビュー。天性の美しい声質と抜群のジャズ・フィーリング、そして美貌をも兼ね備えていた為、たちまち話題となり、スイングジャーナル誌2001年度ジャズ・ディスク大賞(ニュースター賞)を受賞。お馴染みのスタンダード(中でも7拍子の「フライ・ミ−・トゥ−・ザ・ムーン」にはビックリ!)をしっとりと歌い上げ、大ヒットを記録。続くミニ・アルバム『アップストリーム』では、R&Bやクラブ・テイストをふんだんに取り入れた斬新なサウンドでその才能の豊かさを改めて実感させられました。
 そして、いまやジャズ界で最も注目を集めるシンガーに成長したakiko初のマキシ・シングルがこの『ウォーターズ・オブ・マーチ』。アントニオ・カルロス・ジョビンが72年に発表した名曲を、スウィング・アウト・シスターがプロデュースし、スタイリッシュなサウンドに仕上げました。彼らがakikoのヴォーカルとしての才能に惚れ込み、今回のプロデュースが実現したそうですが、ロンドン録音で2曲の為になんと1ヶ月半という十分な制作期間をかけた豪華な作品となっています。さらにタイトル曲はS.O.Sのコリーン・ドリューリーとのデュエットで収録!クレモンティーヌとマルコス・ヴァーリなど、これまでにも実に数多くのアーティストがこの曲をカヴァーしていますが、今作のような女性同士のデュエットは珍しく、アレンジ面も含め、これまでの作品の中でも最も爽やかな仕上がりと言えるでしょう。
 一方カップリングの「ミッドナイト・サン」は、アルバム『ガール・トーク』の雰囲気を感じさせる、ジャズ・フィーリング溢れるバラード・ナンバー。単純に彼女の歌の上手さに圧倒される優雅で美しい作品です。どんなテンポの曲に対しても、またどんなアレンジの楽曲に対しても、全て完璧にコントロールできるヴォーカル能力の高さはかなりのもの。だから、この全く違ったタイプの楽曲を収めた今作は絶対買い!の1枚です。前作の『アップストリーム』でのサウンドの変化には驚かされましたが、今作も今までとは全く違ったakikoの魅力が実感できるはず。
 S.O.Sらしいお洒落なアレンジに乗ったコリーンとのキュートなデュエットは、2002年夏、ジャズ・シーンのみならず、音楽シーンが注目しています。

Text by 堀尾康弘(東越谷店)

『ウォーターズ・オブ・マーチ』
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Maxi Single
ユニバーサル ジャズ
UCCJ-5001
¥1,048(税抜)
発売中

今ジャズ界で最も注目を集めるシンガーakikoの新作は初のマキシ・シングル。タイトル曲「ウォーターズ・オブ・マーチ」は、これまでとは全く違った彼女の新たな魅力が詰まった、この夏爽やかに聴かせるオススメのポップ・ボッサ・チューン!

【akiko OFFICIAL SITE】http://www.nwp.co.jp/akiko/main.html

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