ヴァネッサ・カールトン

ARTIST PICK UP

ヴァネッサ・カールトン

MTVが、ローリングストーン誌が認めたその実力。
アメリカのみならず、世界が注目する大型シンガー・ソングライター、
ヴァネッサ・カールトン遂にデビュー!

(初出『Groovin'』2002年5月25日号)

ヴァネッサ・カールトン-A.jpg まだ若いと思っている僕だけれど、最近、例えば高校の頃なんかに比べると、音楽を聴いたときに強烈に心に残るということが少なくなってきている。昔はもっと入り込んで聴いていけたのに、今ではちょっと離れたところから眺めているようになってしまった。もちろん音楽が好きなのは変わらないし、知識や理解能力は上がっているだろうが、感受性という面では高校を出たあたりから低下しているようなのだ。そして悲しい話だが、これからも感受性は低下し続けるのだろう。そんな中、久しぶりに一目惚れ(一聴き惚れ?!)する曲に出会った。それが彼女、ヴァネッサ・カールトンのデビュー・シングルとなる「A THOUSAND MILES」である。
 ヴァネッサ・カールトンは本作でデビューを飾るシンガー・ソングライター。あのローリングストーン誌が「2002年に注目すべき10人の新人アーティスト」のひとりとして彼女を取り上げ、「ポップさを増したフィオナ・アップル」と称したほどの才能の持ち主だ。また、彼女のセンスの良さを証明するこんなエピソードがある。彼女が2歳半のとき、両親とともにディズニーランドへ行った日のこと。そこで聴いたのは「イッツ・ア・スモール・ワールド」であった。よほど気に入ったのか、家に帰ると初めて耳にしたはずのそのメロディを覚えたままにピアノで弾いてしまったのだという。以来、母親の指導のもと、彼女はサティからメンデルスゾーン、ドビュッシーまで様々な作曲家を聴き、ピアノを弾き才能を伸ばしていった。彼女の曲にクラシックっぽいピアノのフレーズが多いのはこのあたりに理由がありそうである。
 デビュー・アルバムとなる今作『ビー・ノット・ノーバディ』は、流れるようなピアノの旋律が美しい清々しいポップ・チューン「サウザンド・マイルズ」やローリング・ストーンズのカヴァー「ペイント・イット・ブラック」など、ロックの中にクラシックが溶け込んだような不思議な感覚を抱かせる。プロデュースをA&Mレコードの新社長となったロン・フェア自身が手がけるというあたりに、彼女への期待の大きさがうかがえる。この原稿を書いている時点で、既に本国ではビルボード・チャートでトップ10にランクされている。日本でもブレイクするのは時間の問題か?!

Text by 足立進也(秦野店)

『ビー・ノット・ノーバディ』
ヴァネッサ・カールトン-J.jpg



CD
ユニバーサル インターナショナル
UICA-9001
¥1,980(税抜)※期間限定スペシャル価格
発売中

海外ではMTVが大プッシュ!しかもローリングストーン誌で「今年注目すべき10人の新人アーティスト」に選定!超大型新人、ヴァネッサ・カールトン遂にデビュー!シェリル・クロウ以来の実力派女性シンガー・ソングライターとの呼び声も高く、期待大!(スーパーモールいせさき店 中野)

【ヴァンセッサ・カールトン オフィシャルサイト】
(日本)http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/vanessa_carlton/
(海外)http://www.vanessacarlton.com/

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