山田孝之

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山田孝之

沖縄ブームに火を点けたNHK「ちゅらさん」で日本列島を癒してくれた
理想の弟"山田孝之"が今度は歌手としてデビュー。
ドラマでCMで大活躍の彼が、今度は歌で癒してくれる!

(初出『Groovin'』2002年7月25日号)

 今なお続く沖縄ブーム。そのきっかけのひとつには、昨年のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」があるだろう。Kiroroの歌う主題歌もヒット、ドラマの中で登場したキャラクター「ゴーヤーマン」グッズも巷に現れ、ちょっとした「ちゅらさんブーム」があちらこちらで起きていた。ドラマの内容は沖縄の小さな島のある家族を中心に、主人公の成長と、人と人とのつながりがテーマのいわゆる癒し系ドラマだった。そしてその中で、主人公以上にテレビの前のお母さん達のハートを掴んだのが、弟役を演じていた山田孝之だろう。あどけなさとひたむきさ、何より家族を思う気持ちの強さに毎回釘付け。こんな弟が欲しいわ〜そんな「恵達(けいたつ=役名)病」にかかってしまったのは私だけではないはずだ。この病はその後のTBS系ドラマ「恋がしたい恋がしたい恋がしたい」、フジテレビ系ドラマ「ロング・ラブレター〜漂流教室」からコカ・コーラのCMまで続き、なかなか治らない。それどころかますます熱のあがる事態になった。今度はシンガーとしての登場だ。
 「ちゅらさん」ではミュージシャンに憧れ、ギターを始めて東京に出て、最終的に夢を叶えるという設定だった。その役をきっかけにギターを始めたという話も聞いたが、ドラマ以外でまた彼の歌を聴く日がこんなに早く来たのは意外だった。なぜなら、このところの彼の多忙ぶりをやたらと耳にしていたからだ。7月スタートのドラマも複数、宮崎駿最新作「猫の恩返し」では声優に初挑戦。まだ18歳で可能性の幅はこれからどんどん広がっていくとはいえ、すでにこの勢い。うれしい反面、ちょっと身体の心配をしてしまいそうだ。
 そんな山田孝之のデビュー作は、爽やかで力強い、まさに彼自身をまんま表したような曲だ。ポップかつロックなサウンドに、低音のしっかり通った歌声が気持ちいい。今回ギターは弾いてないらしいが、今後はそんな姿も見せてくれるだろうか。そして次回作では本人作詞・作曲も…と、多忙な彼にますます期待をしてしまう。今一番気になる存在で、そのキャラクター同様、歌声でも癒してくれることは間違いないアーティスト"山田孝之"に、今後も大注目だ。

Text by 二宮万里(編集部)

『真夏の天使〜All I want for this Summer is you〜』
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Maxi Single
ユニバーサル J
UPCH-5104
¥1,048(税抜)
発売中

今や10代の若手俳優では実力、将来性共にナンバー1の山田孝之が、今度は歌手としてデビュー!力強いサウンドと爽やかなメロディーは、まさに彼のための曲!?低音までしっかり通った歌声も印象的。確かな演技力と存在感を持った彼が、今度は歌で癒してくれます!

【山田孝之 OFFICIAL WEB SITE】http://official.stardust.co.jp/takayuki/

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