TAKUYA

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TAKUYA

その視野は広く、豪快に、
TAKUYA WORLDは宇宙にまで広がってゆく!?
POP TUNE満載のTAKUYAソロ・アルバム『THE WIDE WILD WORLD』リリース!

(初出『Groovin'』2002年11月25日号)

TAKUYA-A.jpg 18ヶ月という過ぎ去りし時間を思い起こしてみる。「18ヶ月なんてあっという間だったね」という方は、ちょっと今の生活パターンを振り返ってみる必要あり。マンネリの毎日を過ごしていないだろうか?季節がひと回りと半分、その間には沢山の人と出会い、別れ、そして沢山の新しい風景が見えるはず。「あまりにも変化があり過ぎて、良い意味で振り返りたくない」とか、せめて「楽しかったな〜」と思えるような18ヶ月を過ごしたいものだ。
 JUDY AND MARY解散後、18ヶ月の充電期間を経て、TAKUYAが本格的なソロ・ワークを開始した。まずは9月に『i love you』、10月に『HOTARU』と2ヶ月連続マキシ・シングルをリリース、その健在ぶりとヴォーカリストとしての存在感を明確に示したことはまだ記憶に新しい。
 全11曲を収めた1stアルバムは、東京とNYにて録音されたもの。40曲を超える新曲の中から厳選された楽曲が収められている。それらをTAKUYA WORLDに昇華させるべくレコーディングに参加したミュージシャンは総勢30名以上、彼らと共に約半年を費やし、完成したのが今作だ。そして、作品を生み出すきっかけにもなった18ヶ月という充電期間が、彼にとって本当に楽しいものだったんだろうな…ということが聴いていると自然に伝わってくる。どの曲も明るくて、喜びの波動に包まれているのだ。プロローグとも言える「Mars?」から、たたみ込むように続くポップ・チューン「SUPER LOVERS」「i love you」「HOTARU」、英語の歌詞と日本古典楽器の組み合わせが楽しい「BETTER DAYS」、80年代アメリカン・ポップ・テイストの「日々の泡」、コミカルでキュートな「アヴォカド」、アルバム中、最もハードなギター・ワークの「NOIZE」、中期デビッド・ボウイ的な「北京飯店」、ミディアム・テンポの「記憶のノート」、そして最後を飾るのは、世界を旅した後、帰りつく故郷を歌った「ただいま」。全11曲がTAKUYA WORLDそのものといえる内容だ。
 充電期間中に起きたプライベートな出来事、世界旅行、生活の変化、そしてそれらの要素により変化した音楽観すべてをこのアルバムで表現したんだろうな〜。そんな事を想像しながら楽しく聴いて欲しい。

Text by 森田みき(玉川高島屋店)

『THE WIDE WILD WORLD』
TAKUYA-J.jpg




CD
ユニバーサル J
UPGH-1001
¥2,913(税抜)
発売中

TAKUYA WORLDの全貌が明らかになる1stアルバム。総勢30人以上のミュージシャンが参加して、東京とNYでレコーディングが行われたという、まさにタイトルどおりの仕上がり!SACD(Super Audio CD)ハイブリッド仕様。

【TAKUYA OFFICIAL WEB SITE】http://www.takuya-web.com/

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