Mi-Ke

ARTIST PICK UP

Mi-Ke

今より10年前、いち早く昭和の素晴らしい歌謡ポップスや
オールディーズを取り入れて大人気を博したMi-Ke。
そのキャッチーな魅力が全編に満載のベスト・アルバムが発売!

(初出『Groovin'』2002年12月25日号)

Mi-Ke-A.jpg

 ここのところの昭和歌謡ブーム、現役アーティストによる歌謡ポップスの名曲カヴァー・アルバムの大量発売と、J-POPの先達(すみや的にいうならROOTS OF J-POPS)へのリスペクトがすごい盛り上がりをみせている。
 昭和の歌謡曲をリアルタイムで楽しんできた世代と、ノスタルジックでありながらそれを新曲のように捉えている若い世代のどちらもが楽しめること、そして何よりカヴァーする本人が一番楽しめてしまうという、一挙両得なところがブームの要因だろうかと思ったりしているが、ここ日本においては少々このブーム、遅かったようにも思える。洋楽においては20年、30年前の名盤がいまだに聴かれ続け、その影響を堂々と公言するアーティストが多いのに対し、その当時の洋楽に勝るとも劣らないクオリティを持っていた日本のアーティストをリスペクトしていく動きが大きな流れになってきたのは最近のことだ。
 昨今のブームに先駆けること10年、歌謡ポップスの名曲やオールディーズ、スタンダードと言われている"オールディーズ・バット・グッディーズ"な曲をキッチュにカヴァ
ー、さらにそのエッセンスをちりばめた絶妙なオリジナル曲で老若男女の支持を得、91、92年に連続で紅白出場を果たした3人の女の子、それがMi-Ke。宇徳敬子が在籍していた事でも知られ、約1年間もオリコン・チャートに入り続けた「想い出の九十九里浜」や、「ブルーライトヨコスカ」といった大ヒット曲を連発したMi-Ke初のベスト盤が発売された。GSからロカビリー、オールディーズに60年代歌謡、はてはビートルズ・ナンバーまでありとあらゆる"いいもの"を遊び心をキーワードに発表し続けただけに、その内容は理屈抜きに楽しめる。
 リスペクトのあまり、ガッチガッチに肩の力が入りすぎのカヴァー・アルバムもあったりする中、まるで「いいものは素直に楽しもうよ」と語りかけてくるような、愛すべきアルバムだ。

Text by 作山和教(矢板店)

『コンプリート・オブ・Mi-Ke at the BEING studio』
Mi-Ke-J.jpg



CD
Being/B-Gram RECORDS
JBCJ-5006
¥2,000(税抜)
発売中

あれもこれもと欲張りで、理屈抜きに楽しみたいあなたにぴったりなMi-Keのベスト・アルバム。「想い出の九十九里浜」「ブルーライトヨコスカ」はもちろん、永遠の名曲カヴァーとノスタルジックな遊び心満載のオリジナル曲の連打で、未経験の若いファンもはまることまちがいなし!

『Mi-Ke CLIPS』
Mi-Ke-J DVD.jpg



DVD
B・VISION
ONBD-7021
¥3,000(税抜)
発売中

ベスト盤CDと連動してMi-Keのベスト・クリップ集も発売。シングル曲たっぷりで懐かしさにどっぷりはまってしまいそう。まるでその時代から飛び出してきたかのような3人のコスチュームや、今をときめくあの岩井俊二監督が手がけたコンセプチュアルな映像など、見どころも満載。


inserted by FC2 system