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キーワードはSYNC-STYLE!
ソロ活動において培った要素や成長の軌跡を全てシンクロさせた、
充実した内容の復活第2弾アルバム『Rippin' GHOST』登場!…!

(初出『Groovin'』2003年1月25日号)

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 ちょうど1年前の2002年1月、7年の沈黙を破ってaccessは復活した。沈黙と言ってもそれはaccessというユニットだけのことで、メンバーである浅倉大介と貴水博之は95年のユニット活動停止後も第一線で走り続けてきた。浅倉大介は3人組ユニットIcemanでの活動や、T.M.R、Fayray、木村由姫、藤井隆といったアーティストのプロデューサーとして確固たる地位を築いたし、一方の貴水博之は音楽活動の他に新たな分野として朗読劇、ミュージカル等に活躍の場を広げてきた。最近ではTV番組「夜もヒッパレ」の出演も記憶に新しい。
 そんな別々の活動をしてきた彼らが再びaccessを始動させた理由は、プロデュース・ワークで閃いた様々なアイディアやソロ活動で確信した成果を、もう一度母体であるaccessで試してみたくなったからであろうと想像できる。7年という長い期間をおいて、まだシーンでその音楽性が有効かどうかということは、以下の結果が示す通りだ。復活第1弾シングル「Only the love survive」は、オリコンで初登場3位を記録。更に次のシングル「EDGE」、アルバム『CROSSBRIDGE』も好セールスを記録し、その好調振りを示すように春のツアーでは全国で4万人を動員、夏には武道館公演2Daysを大成功させたのだ。この事実からも、accessというユニットの復活がいかに待ち望まれていたかが分かるだろう。
 そんな彼らが満を持して復活第2弾アルバム『Rippin' GHOST』を2月5日にリリースする。今回のアルバム・コンセプトは"SYNC-STYLE"だと、本人達は自身のホームページで語っている。かつてaccessの音楽性は"SYNC-BEAT"という言葉で表現されていたが、そんなaccessの音楽スタイルともう一度シンクロしようとする意気込みが反映されたコンセプトだ。もっと言えば、2人がソロ活動において培った様々な要素や成長の軌跡を全てシンクロさせてしまえ、ということかも知れない。
 さて内容の方に触れておこう。浅倉が創り出す疾走感溢れるデジタル・サウンドと、貴水のハイトーン・ヴォーカルが融合された楽曲は更にパワー・アップし、まさに21世紀版accessが展開されている。ライヴで映えそうなハード・トランス「KISS MY -a- SOUL」や、広がりのあるシンセサイザーの音色と高速ラップの対照が気持ちいい「White Lights」、四つ打ちリズムとポップなサビが往年のaccessを思い起こさせる「REAL AT NIGHT 〜眠れぬ夜の向こうに〜」、煌びやかでSPACYなサウンドが近未来映画の1シーンを思わせる「FLY HIGH, FLY AWAY〜IN-COMER ANDROID〜」、そしてファンタジック・ユーロ・ナンバーの大作「Hung Me For The Distance〜絆された愛の果てに〜」など、ヴァラエティに富みながらも7年間の進(深)化が十分感じ取れる内容だ。本作でぜひその深化を確かめてみてほしい。

text by 高瀬康一(編集部)

『Rippin' GHOST』
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CD
Antinos Records
ESCL-9096
2月5日発売
¥2,913(税抜)

昨年の復活第1弾アルバム『CROSSBRIDGE』の好セールス、夏には武道館2Daysの大成功を受けて発表されたニュー・アルバム。"SYNC-STYLE"をキーワードに新たな深化が展開されている。このアルバムを聴き込んで、春から始まるツアーに向けてしっかり予習しておこう。

【access Official Site】http://www.access-web.jp/

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