HALCALI

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HALCALI

1月8日(イチかバチか)発売のデビュー・シングル『タンデム』がいきなりのスマッシュ・ヒット!
O.T.Fプロデュースなど、話題が絶えないHALCALIの2ndマキシが早くも登場!
なんともオ〜ルドスク〜ルな名曲です!!

(初出『Groovin'』2003年3月25日号)

HALCALI-A.jpg 〜想像してみて下さい〜貴方は久し振りに押入れの整理をしています。すると奥のほうにホコリを被った缶の入れ物を発見しました。どうやら、お中元か何かで貰ったクッキーの詰め合わせの缶のようです。どこか見覚えのあるそれを開けてみると、小学生当時の貴方の宝物であったファミコン・カセットがきれいに並んでいます。赤、青、黄色などのわかりやすい原色で彩られたカセットにはどれも深い思い入れがあり、ボタンが潰れるまで熱中したものです。カセットの裏側を見ると、平仮名のきったない字で貴方の名前が書いてありますが、中の1、2本は友達の名前が書いてあったりします。
 覚えていますか?あの感動を…。シンプルなのに奥が深かったあの楽しさを…。HALCALIのNEWマキシ『エレクトリック先生』は、まさにあの時の感動を呼び起こす作品なのです。そもそもなぜこんなまわりくどい説明をしたかというと、この曲のイントロを聴いた瞬間に浮かんだイメージが「ファミコンの音」だったからです。それも2D仕様で、1メガバイトくらいの容量のアクション・ゲーム。シンプルゆえに楽しくて、ハマり込んで繰り返し遊んでしまうあの感じ。なにせ、トラックを作ったのはO.T.FのDJ FUMIYA。彼がこの曲の常習性を確信犯的に仕組んだのは間違いない。そしてリリックの方も前作に引き続きRYO-Zが担当している。フロウや韻の踏み方など、各所に彼らしい感じが出ていて、なんか力が抜けるというか、ユル〜イ感じいうか、思わず顔がニヤけてしまう楽しさがある。こんなの卑怯だよ!ってくらい楽しいし、マジでカワイイ。
 2003年、イチかバチかの1月8日にデビューを果たしたHALCALIだが、そのデビュー・シングル「タンデム」が「CDTV」のオープニング・テーマとして使用され、BS/CS系ミュージックチャンネルで新人としては史上初の4冠を達成、FM局では早々に最大級のオンエアを獲得と、彼女たちの力の抜け具合とは裏腹に、すっかり各メディアはHALCALIワールドにハマっているようだ。しかも今作もなんと777円(税抜)でリリースされるんですもの、そりゃもうフィーバーですよ!と、そんなこと言っているうちに、ほらまた指が勝手に再生ボタンを押している。押し過ぎてボタンが潰れてしまうのではないかと心配だ(リピート機能使えば良いだけの話なんだけど)。

Text by 齋藤雅哉(鎌倉深沢店)

『エレクトリック先生』
HALCALI-J .jpg




Maxi Single
BMGファンハウス
FLCF-7060
4月9日発売
¥740(税抜)

今作もO.T.F.(オシャレ・トラック・ファクトリー)のDJ FUMIYAとRYO-Zが全面プロデュース!1度聴いたら病みつきの常習性は今作も健在。オールドスクール・ゲームのようなトラックと彼女たちの絶妙な脱力感は、もはや本物!いやぁ〜将来が楽しみですなぁ!

【HALCALI Official Web Site】http://www.halcali.com/

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