PaniCrew

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PaniCrew

「観ている人をパニクらせる」という意味を持つグループ名はダテじゃない!
約1年2ヶ月ぶりのアルバムとなる本作『Voice of Joker』は、
さらに進化した彼らを十二分に堪能できる力作だ。

(初出『Groovin'』2003年3月25日号)

PaniCrew-A.jpg 今や全国区で圧倒的な支持を集めているPaniCrew。確かなダンス・スキルとポップな歌に加え、コント、トークなども交えた彼らのステージを1度でも観たことがある人なら、この人気っぷりにも納得がいくはず。「観ている人をパニクらせる」という意味を持つグループ名は、ダテじゃないのだ!
 そんな彼らの2ndアルバム『Voice of Joker』が堂々完成。約1年2ヶ月ぶりのアルバムとなる本作は、3枚のヒット・シングル「FANTASTIC VOYAGE」「BASKET BALL」「Wild Flower 〜花のしらべ〜」を含む全15曲+初回盤のみボーナストラック1曲を収録。時間にしてトータル約78分という破格のボリュームなのだ。
 その内訳はというと、いやはや、出てくるわ出てくるわ、いろんなテイストの楽曲が!ヒップホップはもちろんのこと、ディスコ、ファンク等々ヴァラエティーに富んだサウンドが、アルバムの中にぎっしりと詰め込まれているのである。しかもどの曲も、たとえテイストは違えど、AメロからBメロ、そしてサビへと流れていく展開が秀逸!彼らの楽曲の持ち味である心地よいメロディーも含め、その輪郭の美しさといいキャッチーさといい、更にレベルアップした感がある。それらを手掛けた作家陣に、浜崎貴司、森雪之丞、ダンス☆マン等が名を連ねているのも外せないポイント。
 そうした好楽曲の全てに感じられるのは、「とにかく楽しんでもらいたい」という彼らならではのポジティヴ・マインド。スタイリッシュな印象の「Attitude」であれ、キュートなデジタル・チューン「kissxxx」であれ、それは徹底的に一貫している。だからなのだろう、アルバムを聴いていると、背中をグッと押されるような、元気でハッピーな気持ちに包まれるのである。
 パフォーマンスの可能性を追求する飽くなき姿勢こそ、彼らの最大のアドヴァンテージであり、また最高の武器でもある。それを十二分に堪能できる本作は、更に進化した彼らの現在(いま)を語る力作だ。

Text by 秋野 櫻

『Voice of Joker』
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CD
コロムビアミュージックエンタテインメント
[初回限定盤] COCP-31947
[通常盤] COCP-32143
発売中
¥2,913(税抜)

今や全国区で圧倒的な支持を集めているPaniCrewの、待望の2ndアルバム。2002〜3年にリリースされた3枚のヒット・シングルを含む全15曲+初回盤のみボーナストラック1曲を収録。同じく初回限定盤のみ特製卓上カレンダーが封入されているので、どうぞお見逃しなく!

【PaniCrew Official Website】http://www.bigup-net.co.jp/panicrew/pc/index.htm

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