Skoop On Somebody

SOS始動！2003年 第1弾シングルにはCHEMISTRYに提供した大ヒット曲
「My Gift to You」のセルフ・カヴァーも収録。
初のシングル・コレクションは6年の歴史が詰まった「究極の使えるアルバム」！

（初出『Groovin'』2003年5月25日号）

　SOS、2003年いよいよ活動開始です。まずは、約10ヶ月ぶりとなるニュー・シングル『抱きしめて／My Gift to You』。「抱きしめて」は包容力溢れるミディアム・ナンバーで、優しく語りかけるようなTAKEの歌声と独特の歌詞の世界は、SOSが誇る代表曲「sha la la」を超えるほどの渾身の1曲。「こんな時代だからこそ前向きに」というメンバーの想いが込められています。「My Gift to You」は、昨年末にCHEMISTRYが唄い「この冬一番聴いたバラード」として大ヒットした名曲を、楽曲提供者であるSOSがセルフ・カヴァーしたもの。スタジオ・ライヴ一発録音のバンド感溢れる仕上がりは鳥肌もの。そしてC/W「This New Mornig」は、関西地区で放送中のABC-TV「おはよう朝日です」の新テーマ・ソングとしてオンエア中。朝の爽やかな目覚めを誘う、SOSならではのアップ・チューン。3曲全て粒揃いの、内容満載の1枚です。
　そしてシングルに続いてリリースされるのは、初のシングル・コレクション『Singles 2002〜1997』。昨年までの最新ヒット・シングル「ぼくが地球を救う」からデビュー曲「No Make de On The Bed」までの全17曲を、歴史をさかのぼる形で収録。SOSからSKOOPまで、6年の歴史が1枚に詰った、究極のシングル・コレクションになっています。SOS代表曲の「sha la la」、さらに昨年、佐藤竹善がカヴァーして話題となった「Amanogawa」といった名曲の数々に加え、幻のデビュー曲「No Make de On The Bed」はなんとアルバム初収録です。
　SKOOPとして1995年に大阪で結成され、2000年4月にアーティスト名を現在の"Skoop On Somebody"に改称した彼らは、OL層を中心にファンを獲得し、2000年6月に発表したアルバム『Key Of Love』が初めてオリコンTOP10入り。2001年12月リリースのバラード・アルバム『Nice'n Slow Jam』はTOP10入りはもちろん、20万枚を超えるヒットとなりました。昨年発売された2枚のアルバムはアジア各国でもリリースされ、それぞれランクインを果たしています。
　ヴォーカル、コーラス、演奏、ソングライティングまで全て自分達でこなす、日本では稀有な存在の"セルフコンテイントバンド"、SOS。彼らの音楽は、女性のハートを掴んで離さない、大きな魅力を持ち併せています。それは、このシングル・コレクションを聴いてもらえれば一聴瞭然、必ず納得してもらえるはずです。

Text by 知久裕乃（磐田店）