メタルバカ☆一代

　今月は韓国の歌姫、ソムン・タクを特集します！以前このコラムでも名前が出たと思うのですが、まず簡単なプロフィールを。様々な活動を経て'99年に1stアルバム『1st ASURA』でデビュー。'00年2nd『SEO MOON TAK Ⅱ』、'01年『SEO MOON TAK 3rd』を立て続けに発表。'02年4月、日本に語学留学。映画「火山高」の主題歌で日本デビューを飾りました（簡単すぎ？/汗）。
　元々私は平塚勤務時代の仲間から韓国アーティストを色々薦められて聴いていたのですが、その中の1つにソムンがありました。最初の印象はハスキーな声だった事もあり「本当に女性？」でした。その男勝りなパワフル・ヴォイスから韓国NO.1ロック・シンガー、キム・ギョンホの女性版として母国で高い人気を博しました（ソムンのライヴ映像も観たのですが、彼女の人気は日本での知名度を遥かに超越する凄まじさでした）。
　昨年5月、川崎のライヴ会場で偶然ソムンに会う事が出来、しかもサインまで頂いた私は、以来彼女の動向をずっと気にしていました。…ソムンが日本でアルバムを発表した、という情報を入手したのは奇しくも1年後の同じ川崎のライヴ会場でした。そして遂に私は最新作『東京にて』をゲット！収録の殆どが日本語詞であった事にまずビックリ。ソムンの努力が涙を誘います。全編ハード・ロックとはいきませんでしたが、それでもソムンの魅力が沢山詰まった充実作と言えます。日本での活躍が非常に楽しみ！頑張れソムン！なおこのCDはすみやでも手に入りますので是非注文して下さい。
　今回ソムン・タクの情報、音源＆彼女の詳しい資料を提供して頂きましたソムン・タク・ファンサイト管理人の赤塚紀子さん、キム・ギョンホFC日本担当の佐島顕子さんには大変お世話になりました！この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。1人でも多くの方にソムンの歌声が届きますように！

Text by 真田賢司（すみや本店ソフト館）
（初出『Groovin'』2003年6月25日号）