SHY

ARTIST PICK UP

SHY

期待は絶対裏切らない!!
日本のCLUBシーンへ現れた奇跡のヴォーカリスト、SHY!
実力派、超期待の新曲登場!!!

(初出『Groovin'』2003年8月25日号)

SHY-A.jpg 鳥肌が立つ感覚って分かる?そんな感じだった1stマキシ・シングル「DOUBLE LIMITS」。ホント、久しぶりにCLUBでパワープレイされたR&Bじゃなかったかな?今主流のダンス・サウンドの中にあって新鮮さと懐かしさを感じる新しさ!一体なんのこっちゃ?という人もいるんだろうけど、私はそんな風に思ったわけ。強烈なリズムとグッとくる歌詞、スタイル…どれをとってもCOOL!素敵よ!! CLUB好きな人がSHYを知らないとしたら勿体ない。聴く価値があるとでもいいましょうか、聴かなきゃダメでしょ。絶対に。
 それでは本題に入りましょう。今回私が紹介するのはSHYの2ndマキシ・シングル「花」。前作と全く違う曲じゃん!と叫ぶほど、まるで違います(笑)。今作は簡単に言っちゃうとファンク・テイストの楽曲。1stで浸らせてくれた彼女は2ndで弾け切った!そんなめちゃめちゃ明るい曲。可愛い。「DOUBLE LIMITS」では別れの予感を歌っていたんだけど、「花」では前向きな恋を歌っているのね。女の子なら誰でも持つ感情を素直に言葉にしているところに共感を覚えるんだけど…。
 SHYが持つリズム感は9歳の頃から始めたダンスによって養われたところが大きいんじゃないかな。そしてダンサーを夢見た少女はやがて本当に夢を掴むんだけど、夢はそこで終わったりなんかしなかったんだよね。高校卒業後はL.A.で、尊敬してやまないマイケル・ジャクソンのコリオグラファーによるレッスンを受けた。1人だけでなくいろんなダンサー達に師事したらしい。国内外問わずにね。1人の先生に就いて学ぶだけでも大変なのにね。SHYの探究心の強さに感動しちゃう。やがてダンサーになったSHYは数々のアーティストのレコーディング、ツアー、ダンサー、さらにサポートを経て、SHYとしての活動を本格的の始めたんだって。2002年始めから行われたデモ・レコーディングでもほとんどの曲をSHY自身がソングライトしたんだって。このレコーディングのデモCDがフリーで店頭配布されたんだけど、手に入れる事は出来たでしょうか?超話題になっていた事は知ってる?このデモCDは音楽業界でももちろん話題になっていた。そりゃ騒ぐでしょ、コレだけのPOWERある声をしていたら。騒がない訳がないでしょう!耳に優しいというより満足させてくれる声はすごく印象的で、潜在意識を刺激してくれる。SHYのプロフィールの中に"恵まれた声質"って表現があるんだけどその通り。異論ございません。
 さて今作「花」。明るく笑い飛ばすかのようなキャッチーさが耳を引くと思う。作り込まれた感じはしなくて荒削りな面も何だかとっても愛しい。「花」は女の子から男の子に向けて、逆に男の子から女の子に向けての詞世界で、前向きで可愛い。さりげない言葉のひとつひとつがぐっとくるなぁ。恋人同士の2人の距離が見えるようで。「花」に例えられている言葉や気持ちを思いながら聴いてみて欲しいと思った。どう?なんとなく分かってもらえるかなぁ?きっと今回も愛用マイク「ロック・スター」を手に独自の真っ赤な世界を追求していくSHYに注目したいと思う。みんなで応援しよう!
※追伸、大ヒットしたアナログ盤再発してください!!(←みんなの心の代弁、笑)

Text by 有田幸恵(島田駅前店)

『花』
SHY-J.jpg



Maxi Single
キングレコード
KICM-2001
9月3日発売
¥1,143(税抜)

前作のテンションは落とさず、相変わらずのパワーで聴かせる待望の第2弾シングル!今回はファンクだ!耳に残るキャッチーなサウンドが気持ち良い、この夏の一押しアイテム。荒削りな面も愛らしい。恋人同士の距離を歌う今作は、大きく咲いたヒマワリのようなSHYの歌声が妙にハマル。

【SHY 公式ブログ「SHY'S ROOM」】http://shy.jugem.ne.jp/

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