SHY

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SHY

真っ赤なヴォーカリスト、SHY!!
遂に待望の1stアルバムをリリース!
誰もが体験し得なかった『音のテーマパーク』がやってくる!!!

(初出『Groovin'』2003年11月25日号)

SHY-A.jpg 相変わらずのPOWERでDANCE&SING!! 超待ってました!今作もほんと、もう最高傑作でしょ、正に必聴盤。「DOUBLE LIMITS」で鮮烈のデビュー!「スポーティさ」と「真っ赤(なコスチューム)」と「はじけるヴォーカル」がじわ〜んと耳に、そして目にもなじんできて。2ndシングル「花」で前向きな女の子の綺麗な気持ちを歌って、いきなりHITチャートに飛び出したのはもうご存知?TVなどの出演で、SHYの持つ可愛い雰囲気なんかがらちらほら見えつつある今、いよいよリリースの1stアルバム、超絶妙なタイミングが嬉しい!!
 一足お先に聴かせてもらっちゃったこの1stアルバム、まず「こりゃ、面白い!」次に「不思議だけど、何だか可愛い」って思った。上手く表現できないんだけど。SHYの人となりを体感するって言うのかな?人って色々な面があって、その都度顔も考えも態度も変わるじゃない?その場にあった自分に変身するといってもいいかもしれない。仕事、友人、恋人、家族…接する人に対してのいろんな自分がいるじゃない?で、今作では12のストーリーがあって、その主人公はいろんなタイプなのね。そしてみんなどこかSHYに繋がっている、そんな風に思えるアルバム。彼女のヴォーカリストとしての言葉遊びの数々に、SHYという人が見えてくるようなのね。きっと主人公達はきっとどこかSHYらしくてSHYじゃない…なんだそりゃと怒られそうだけどね、でもそんな感じかなぁと。
 SHYの描く詞世界って、なんとなく素直で正直だから、そこが更に優しい。落ち込んだりしても落ち込みっぱなしの混沌としたとこに留まるんじゃなくって、どこかに希望があるっていう前向きさや、ありのままの等身大な姿を表現してる、とってもSHYらしいアルバム。全てにおいてエンターティナーっていうのかな?! 1曲ごとに完結したストーリーな訳だけど、それが1枚のアルバムとして見事に調和してるって思わない?!これがSHY流に表現するところの「音のテーマパーク=サーカス」になるらしい。サーカスでのひとつひとつのショーのように、驚きと興奮、そして感動を体感できるアルバム。SHY流定義『音のテーマパーク』。様々なジャンルのテイストを盛り込んだ聴き応えばっちりな1枚であることを保証しちゃおう。
 SHYの特徴と個性をもっとも良い形で表すのがR&Bやファンク・サウンドだとして、更に可能性を感じさせるのがロックであり、デジタル・ビートになるのかなぁ。ここにスパニッシュの風とAORのムードを兼ね備えたのがこの『CIRCUS』。詞も曲と一体になってこのアルバムのカラーを決めているのかもしれない。SHYの声とメロディーはCOOLで優しい。そして、ダンサーを目指して単身渡った海外での経験と魂(ソウル)が、SHYの体内に流れる血となって熱く激しく滑らかなリズムとなって今の彼女を創っているのかも。抜群のリズム感と恵まれた声を持つヴォーカリスト、SHY。もう、神様ありがと〜!って思えるほどの歌声、とっても好きだな。アルバム以降、ライヴ会場は真っ赤な服でいっぱいになることだろうね。SHYのこれからが楽しみ。心地よい空気の中にいつまでもいたいから。

Text by 有田幸恵(島田駅前店)

『CIRCUS』
SHY-J.jpg




キングレコード
11月27日発売
CD
KICS-1060
¥2,857(税抜)

「音のテーマパーク」を実際に作ってしまった!明るくて甘やかなSHYの声と素直な詞世界に納得。ヴァラエティに富んだ楽曲がとにかく興味深い。全く異なる12のストーリーと音のカラーを決めているのはSHYの声。こんなにも表情がある声、これは奇跡です。そして感動です。

【SHY 公式ブログ「SHY'S ROOM」】http://shy.jugem.ne.jp/

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