ジャパハリネット

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ジャパハリネット

四国、松山が誇る平成ダウンタウン・ヒーローズ、
ジャパハリネット遂にメジャー・デビュー!
松山では夏目漱石著「坊っちゃん」の次に有名です!こらぁマジです!

(初出『Groovin'』2004年1月25日号)

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 去年の春、四国に旅行に出かけた。レンタカーで観光地を回る途中、小腹が空いて何気に立ち寄ったコンビニの窓にでかでかと張られていたのはなんとジャパハリネットのニュー・マキシの告知ポスター!地元では盛り上がってるとは聞いてたが、まさか彼らの地元松山ではなく隣の県の普通の国道沿いの某大手コンビニ、という全く無縁な場所でそれを見るとは思わなく、間違いなく盛り上がってるぞジャパ!みたいな感たっぷりでなんか感動した。
 そのマキシ「烈の瞬」はその後、発売となるやいなやオリコン・インディーズ・チャートで1位!その後もロング・セールスを続け、ジャパハリネットの名を全国区に持ち上げた。その勢いのまま今回メジャー・デビュー!というまさに絶好調のバンドである。
 彼らの最大の特徴と言えば、その胸に響く曲と歌詞だろう。もともと松山大学のフォークソング研究会を母体に結成されたバンドだけに、フォークの持つ「シンプルに歌詞を伝える」という特徴を、疾走感あるバンド・サウンドの中で色褪せることなく融合させている。その結果、聴いた人の胸に響きまくり、ライヴはいつも大合唱の嵐、嵐に包まれ2002年の『ストリートロックファイル』(インディーズ・バンド雑誌)の人気投票では、粋のいいバンドがゴロゴロいる中堂々の1位を獲得。そういう状況の中、自分もそのライヴ映像をTVで見てやはり響いて、「このバンドやばいッス!売れますんで全CD揃えてください!」って思わず各店にお知らせしたもんだ。
 そんな要注意バンドのデビュー・マキシ・シングル「哀愁交差点」は、前奏や間奏にブルース・ハープやアコギなどをフィーチャーしてはいるが、疾走感あるストレートなサウンドが全編に鳴り響く彼ら王道の曲調に、「哀愁交差点」というタイトル通りのせつなくも力強い歌詞の世界がびったりとハマるこれぞジャパハリネットな合唱必至ナンバーで、名刺代わりの一発に相応しい1曲だ。2004年の年明け一発目はコレで決まりだ。

Text by 麦山幸男(スーパーモールいせさき店)

『哀愁交差点』
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トイズファクトリー
発売中
Maxi Single
TFCC-89091
¥1,100(税抜)

疾走感あるバンド・サウンドに乗せ、哀愁かつ力強い詩の世界を存在感たっぷりに歌い上げるタイトル曲の他、変則的なスカが顔をのぞかせる「崩れた未来の隙間から」、アコギ1本のフォーク・ナンバー「わすれな小唄」と個性の違う3曲が収められた、デビュー・マキシ・シングル。

【ジャパハリネット】http://www.japahari.net/

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