河口恭吾

ARTIST PUCK UP

河口恭吾

ロング・ヒット・ナンバー「桜」で一躍注目を集めた河口恭吾が
待望のニュー・シングル『愛の歌』をリリース!
優しく、力強く、そして真摯に"愛"を歌う!

(初出『Groovin'』2004年5月25日号)

河口恭吾-A.jpg "もうひとつの桜"—そんなフレーズと共に、初春のJ-POPシーンを賑わせた河口恭吾。"一方のさくら"である森山直太朗の「さくら(独唱)」同様、有線をきっかけにじわじわとチャートを上昇し、ロング・ヒットとなった彼の「桜」は、そのシンプルなメロディーと飾り気のない言葉が共感を呼び、幅広い世代に受け入れられた。先の「さくら」が卒業ソングの定番として歌い継がれていくのならば、河口の「桜」はラヴ・ソングの定番として愛され続けていくことだろう。デビューから3年、所属レーベルの消滅という不遇も味わった河口だが、プロセスはどうあれ、良い歌は必ず陽の目を見る。人の心を打つ作品は必ず世の中に出て行く。至極当然のことながら、商業音楽が氾濫する昨今のシーンでは、やはり新鮮かつ貴重な成り行きだと思うのだ。彼のような"本物"が、2004年のブライテスト・ホープとして音楽界を賑わせていることが嬉しい。
 さて、そんな河口恭吾が待望のニュー・シングルをリリースした。タイトルはズバリ「愛の歌」。"愛の歌うたおう/青空どこまでも/愛する君のため/僕は歌おう"…日本語の響きを大切にしている彼らしく、実にストレートな表現で綴られたミディアム・ナンバーである。彼の歌う"君"とは、恋人はもちろん、両親や我が子、友人にも例えることができる。シチュエーションを限定していないからこそ、聴き手がそれぞれの思いと重ね合わせ、自分なりの「愛の歌」として解釈することができるのだ。それだけに、広い意味での"愛"を歌ったこの歌は、多くの人の心を揺らすことになるだろう。また、極力シンプルなアレンジに抑えたアコースティック・ギター・サウンドも、そんな愛のメッセージをより強く伝えてくれる役目を果たしている。
 スマッシュ・ヒットとなった「桜」に続き、珠玉のバラード「愛の歌」でリスナーのハートをガッチリと掴んだ河口恭吾だが、そろそろ2ndフル・アルバムのリリースも待ち遠しいところ。今後の活動に期待は高まる一方である。

Text by 池 佐和子

『愛の歌』
河口恭吾-J.jpg




ワーナーミュージック・ジャパン
発売中
Maxi Single
WPCL-10087
¥1,260(税込)

ロング・ヒットとなった「桜」に続く、待望のニュー・シングル。あくまで日本語の響きにこだわり、ストレートな表現で綴られた珠玉のミディアム・ナンバー。シンプルなアコースティック・ギター・サウンドに乗せて、真摯に"愛"を歌う。

【河口恭吾 official web site】http://www.miraclebus.com/kyogo/

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