ラバーキャロッツ

ARTIST PICK UP

ラバーキャロッツ

若さ溢れる粋なアーティストが堂々デビュー!
ジャンルにとらわれない「おしゃれミュージック」をコンセプトとする
ラバーキャロッツ、ジャジーなムードでアナタを誘う…。

(初出『Groovin'』2004年5月25日号)

 またもや個性溢れるアーティストがデビューする。その名は、ラバーキャロッツ。TAMA©(Vo、G)とGURI(B、Cho)からなる2人組である。22歳と20歳という若き2人だが、その年齢からは想像もつかない、クオリティの高いサウンドを奏でる。ジャズというフィルターを通じて、ジャンルに囚われない自由で新しい音楽「おしゃれミュージック」を目指すという彼ら。コンテンポラリーな風合いを前面に出しながら、ポップなメロディー、思わす母性本能をくすぐられる甘い歌声、そして滑らかにビートを紡ぐウッドベースの響きで聴く者を魅了する。そんな彼らが6月16日に、デビュー・シングル『ピエロ』をリリースする。
 ピエロ…"魔物"的な妖艶なムードをイメージする言葉だが、本作もそんなタイトルがピッタリな仕上がりである。セクシー&クールなラウンジ系にも感じるジャジーなテイストは、インスト曲でも十分過ぎる洗練されたサウンド。そのサウンドに、更に親しみやすいメロディーと甘い歌声が被さる事で、全く新しい独創的な"ラバー・サウンド"を確立している。一般的に想像する「おしゃれミュージック」は、どこかコア向けな印象であったが、彼らはそういう意味では異なり、ポピュラーな方向へも発信している。その昔の「渋谷系」を彷彿とさせながら、どこか歌謡曲的な親しみさを持ち、アイドル並みのヴィジュアルとくれば、まさに21世紀ニュー・ミュージックの誕生といえよう。同世代には新鮮に、そして彼らより上の世代には懐かしさや、年齢以上の才能に刺激される事だろう。
 先日、彼らのライヴを観る機会があった。実際のステージに立つ彼らは、年齢通りのヴィジュアルにやんちゃな口振りとそのままであったが、いざ演奏となったら、堂々たる佇まいに圧倒された。デビュー前の、しかも大勢の"耳の肥えた"人達のお披露目の場で…度胸座ってました、彼ら。小生意気なその"意気込み"は、確固たる自信の証であり、またそんなギャップも魅力の1つとなっていくのだろう。確実に化けそうな予感…この若き才能、見逃すな!

Text by 浜田幸子(編集部)

『ピエロ』
ラバーキャロッツ-J.jpg



東芝EMI
6月16日発売
Maxi Single
TOCT-4732
¥1,100(税込)

「おしゃれミュージック」をコンセプトとする期待の大型新人"ラバーキャロッツ"。ジャズというフィルターを通しながら、ジャンルにとらわれないフリー・スタイルを確立。ウッド・ベースの響きと、独特なヴォーカルが心地良さを呼ぶ。


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