Miz

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Miz

並々ならぬ"期待"に囲まれながらも、
物怖じしないパンチ&艶やかさを帯びた歌声は、一度聴いたら忘れない。
こんな歌声、待っていました!Miz、2ndシングルをリリース。

(初出『Groovin'』2004年7月25日号)

Miz-A.jpg Mizのデビュー・シングル「New Day」は鮮烈だった。出会いは本人が出演した液晶テレビのCMだったが、果てしなく突き抜ける高らかな歌声、女性的な滑らかな中にもエッヂを利かせたたくましさもありと、個性むき出しの強烈な歌声に、瞬時に心奪われたのである。そんな歌声と気持ちよくリンクした広大な大地に立って歌うMizの姿は、同性も憧れる凛々しさが漂っていた。どこか掴みきれないミステリアスな部分を持ち、でも自らの表現する強い意志はしっかりと伝わる。それでいてこの愛らしいヴィジュアル…羨ましいづくしの魅力が立ち込めていた。
 そんな彼女の才能には、当然ながら並々ならぬ期待が高まっている。前述の彼女が出演したCMというのも、実は所属レコード会社のグループ会社の商品CMであり、こうしたグループがリンクしたプロモーションというのが実に珍しく思ったし、興味深く感じた。個人的な余談だが、この「New Day」がリリースされた直後、コンポを買い替える為に電気店を練り歩いた。するとテレビ売場から、はたまたコンポ売場からMizの歌声が幾度も鳴り響いていたのである。…スゴイ、しかも結構効果的なプロモーションかも?なんて感心しているうちに、気付くとすっかり口ずんでいたのであった…(苦笑)。
 とは言いつつも周囲がどうであれ、あくまでも彼女は自然体に、そしてストレートに表現するスタイルに変わりはない。むしろその期待をエネルギーに変えて更に強さを増した様に感じた。それがニュー・シングル「Wainting for」である。前作のポップな印象から一変、ハードなギター・サウンドがうねるロック・ナンバー。滑らかな艶っぽい歌声はそのままに、パンチの効いたフックがとてつもなく格好良い。半分以上が英詞な事もあり、宛ら洋楽のフォルムを持つ楽曲である。高まる恋心、行き違いやもどかしさに絡まった"じれったさ"が表現されたラヴ・ソング。ジリジリと迫る焦燥感を、細かなビートとギターのリフで、楽曲をドラマテックに盛り上げている。
 なお、M-2「Got it」もダイナミックなロック・サウンドが炸裂するナンバー。キュートな表情からは想像つかない?Mizの"絶叫"にもご注目あれ。

Text by 浜田幸子(編集部)

『Wainting for』
Miz-J.jpg



ビクターエンタテインメント
発売中
Maxi Single
VICL-39012
¥1,050(税込)

シングル『New Day』で華々しくデビューを果たしたMizが待望の2ndシングルをリリース。前作の突き抜ける爽やかな歌声に加え、本作ではへヴィなロック・サウンドにも物怖じしないパンチを効かせた歌声を披露。洋楽?と錯覚するくらいの声量と発音の良さも圧巻。大注目です!!

【Miz Official Blog】http://ameblo.jp/mizrock/

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