BON-BON BLANCO

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BON-BON BLANCO

BON-BON BLANCOの最新作は、永遠のナンバー「手のひらを太陽に」!
幅広い世代に歌い継がれている名曲を、ボンブラならではのラテン・フレイヴァーで
とびきりキュート&パワフルにお届けします!

(初出『Groovin'』2004年7月25日号)

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 「僕らはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ」…ご存知、本作「手のひらを太陽に」の1フレーズ。この歌詞を目で追うだけで、言わずとも自然にメロディーが浮かんでくる。幼稚園?小学校だったかな?? その当時は、運動会などでこの曲にのせてほのぼのお遊戯をしていたかもしれない。はたまた音楽の授業で嫌々"歌わされて"いたかもしれない。でも教わった時の記憶が薄れていても、この曲は誰もが"何故か"体に染み込んでいる曲だと思う。普段改めて歌う事が少なくても、絶対に忘れない曲…これってある意味"名曲"である証なのかもしれない。「みみずだ〜って おけらだ〜って あめんぼだぁ〜って みんなみんな 生きているんだ 友達なんだぁ〜」そうそう、このフレーズもよく歌ったなぁ…(しみじみ)。
 そもそもこの曲が初めて歌われたのは、今から40年以上も前の1962年。アンパンマンの作者であるやなせたかしが作詞を手掛け(←ビックリ!!)、坂本九の名曲「見上げてごらん夜の星を」を作曲したいずみたくが曲を担当と、ゴールデン・コンビの手によって原曲は誕生した。アンパンマンを生み出せる大人だけに、当然子供心が分かるであろうやなせ氏の言葉選びは、実に明快にそして奥深く、命の尊さや人間が人と交わる事で生きていく事の大切さを教えてくれている。前述した様に、私も嫌々でなくとも授業で歌う1曲としか当時は捉えてなかったが、大人になった今、改めて歌詞を読み返してこの曲の懐の大きさを実感する。40年も歌い継がれているというのも納得だし、忘れてはならぬ人間の根本をくすぶる楽曲だと思う。
 そんな名曲を、21世紀にも歌い継ぐべき橋渡しの1アーティストに選ばれたのが、ボンブラことBON-BON BLANCOである。歌って踊れるアーティストは沢山いる中で、更にラテン・パーカッションの得意技を持つ彼女達となれば、本作をカヴァーするにピッタリなアーティストだと言えよう。本作も、彼女達の元気印な魅力を存分に引き出したラテン・フレイヴァーたっぷりのアップ・ナンバー。ラテン音楽のルーツである南米の民族音楽は、太陽や大地、そしてヒューマンな血潮を強く感じるサウンドである。そんな情景を感じながら、ANNAのパンチの利いたパワフルなヴォーカルが相性良くリンクし、まさに広大な大地を感じる仕上がりとなっている。
 今年5月から、次世代にこの曲を伝えていきたいという思いから、メンバー自らが発案して、全国各地の小学校へ出向いてライヴを行っているBON-BON BLANCO。マルチな才能を持つお姉さん的存在の彼女達を観て、小学生達は何を思っただろうか?コミュニケーション不足による孤独、命の尊さが薄れつつある現代、世の中は悲しい出来事が氾濫していると思う。でもこのボンブラの歌う新たなアレンジで、歌詞カードを眺めて言葉を口ずさむでもいい、マイクを握ってカラオケで大合唱だっていいじゃない!きっとこの曲は、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、そして孫も玄孫も歌える、家族の絆、そして何より友達同士の絆を強く結ぶ1曲になるはず。さぁ、みんな大声で歌おうよ!「生きているから 歌うんだ」ってさ!!

Text by 浜田幸子(編集部)

『手のひらを太陽に』
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コロムビアミュージックエンタテインメント
発売中
Maxi Single
COCA-15692
¥1,050(税込)

BON-BON BLANCOの7thシングルは、誰もが一度は口ずさんだ事のあるポピュラー・ナンバー「手のひらを太陽に」。ボンブラの魅力であるキュートでパワフルなラテン・フレイヴァーは、梅雨空もカラッと吹き飛ばす!元気印の彼女達からとびきりのパワーをもらおう!!

【BON-BON BLANCO オフィシャルサイト】http://www.b3tv.info/

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