アシュリー・シンプソン

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アシュリー・シンプソン

「私は狂ったこの世界で生きるセクシーな女の子」…。
2004年のミュージック・シーンに、今、19歳のロック・ミューズが舞い降りた!
アシュリー・シンプソン、日本デビュー!!

(初出『Groovin'』2004年8月25日号)

アシュリー・シンプソン-A.jpg ブルネットの髪に、吸い込まれそうな蒼い瞳。ジョーン・ジェットやクリッシー・ハインド、デボラ・ハリーといった80年代の女性ロッカーの名をフェイバリット・アーティストとして挙げるアシュリー・シンプソンは、まさに現代に舞い降りたロックのミューズだ。若手女性ロック・シンガーということから、アヴリル・ラヴィーンと比較されることも多いようだが、その個性はまったく異なる。ボーイッシュなアヴリルに対して、アシュリーはグラマラスでセクシー。自身が敬愛するデボラ・ハリーのようなコケティッシュな魅力が持ち味だ。
 アシュリー・シンプソンと聴いてピン!ときた方も多いことだろう。そう、彼女はあのジェシカ・シンプソンの妹である。その美貌は姉に負けず劣らずで、本国アメリカでは、女優としても大人気。ティーンエイジャーの絶大なる支持を得ている連続ドラマ「セヴンス・ヘヴン」への出演で、大きな注目を集めている。加えて、バレエやダンスの腕前も相当なものだというから、神様はなんて不公平。きっと彼女は、スターになるべく生まれてきたのだ。
 さて、そんなアシュリーのデビュー・アルバム『オートバイオグラフィー』は、そのタイトル通り、19歳の彼女のすべてが詰まった"自叙伝"である。プロデュースは、ミッシェル・ブランチやシェリル・クロウ、ヒラリー・ダフ等の作品を手掛けてきたジョン・シャンクス。 "私は狂ったこの世界で生きるセクシーな女の子なの"と歌うタイトル・トラックを始め、親友の大切さを綴ったミディアム・ナンバー「ピーシズ・オブ・ミー」等、等身大のメッセージと、愛する80年代の女性ロッカーたちへのリスペクトに溢れた痛快なロック・アルバムだ。また、グッド・シャーロットのベンジ、ゴールドフィンガーのジョン・フェルドマンとのコラボレーション曲も収録しており、こちらもロック・ファンなら聴き逃せない。
 2004年の音楽シーンは、アシュリー・シンプソンが大いに引っ掻き回してくれそうだ。若きロックのミューズから目が離せない。

Text by 池 佐和子

『オートバイオグラフィー』
アシュリー・シンプソン-J.jpg



ユニバーサル インターナショナル
発売中
CD
UICF-9007
¥2,100(税込)
※期間限定特別価格

ジェシカ・シンプソンの実妹であるアシュリー・シンプソンのデビュー・アルバム。プロデュースは、ミッシェル・ブランチ等の作品で知られるジョン・シャンクス。日本盤のみボーナス・トラックを3曲収録。またCD-EXTRA仕様で「ピーシズ・オブ・ミー」のビデオ・クリップを収録。期間限定特別価格。

アシュリー・シンプソン 日本オフィシャルサイト】http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/ashlee_simpson/

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