メタルバカ☆一代

　この号が出る頃は、もう秋らしい季節かな？しかし今（8月下旬）は、オリンピック真っ盛り！日本のメダル・ラッシュに歓喜しましたね！でもオリンピックって不思議ですよね。普段の生活において、全く関心の無い＆興味の無いスポーツでも、日本人が頑張ると自然に応援してしまい、メダルを獲ると感動の涙を共に流したりしてしまいます。国際競技を見ていると、メタルバカの私は「あ〜オリンピックの種目にHEAVY METALがあったらな〜」なんて考えたりします。
　洋楽志向のメタル・ファンや、メタルを聴かない人には特に覚えておいて欲しいのですが、実は日本のメタル・バンドも凄く頑張っているという事。当然、発展途上のバンドもいますし、時には青春の思い出、極端な例で言いますとただ異性にモテたい…なんてバンドもいますが（汗）、世界と互角に戦えるバンドは実際にいます。一般的にいう海外進出の成功例では、坂本九の全米制覇だったり、最近では宇多田ヒカルの全米デビューなどが印象深いですよね。ではメタル・バンドは？といいますと、やはり有名なのはラウドネスが世界進出した事。今でも語り継がれています。海外のメタル・フリークの間でも、日本のメタル・バンド知ってる？と聞くと、必ず答えはラウドネスでしょう。ただ彼らが海外で成功したのはもう20年も前の話（今も勿論偉大なバンドである事は間違いありませんが）。それ以降、大きく成功したバンドはいません。たまたまチャンスに巡り合えなかっただけなんです。日本が多くのメダルを獲得した事により世界が今、日本を注目しています。チャンスです！是非スポーツだけでなく、広い分野で活躍している方の世界進出を願っています。その中で特に日本のメタル・バンドは海外で戦えるはずです。頑張れ日本！世界に誇れるブランドの1つにメタルも加えたいです！その為には皆さんの協力も必要なんです!! どうぞ宜しくちゃ〜ん（爆）!!!

Text by 真田賢司（スーパーモールいせさき店）
（初出『Groovin'』2004年9月25日号）