Ryu

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Ryu

「冬のソナタ」主題歌アーティスト、Ryuの最新シングルは
冬ソナ主題歌のLive Versionや挿入歌の日本語Versionなども収録の
日本のファンにうれしい1枚。あの歌声が今年の冬を鮮やかに彩る。

(初出『Groovin'』2004年12月25日号)

Ryu-A.jpg チゲ鍋が恋しい今日この頃。思えば今年、いきなり起きたヨン様ブーム。そこから始まった韓流ブーム。ドラマに映画に写真集…入れ替わり立ち替わりKoreaからのお客様で大騒ぎ。ケガには注意!ですが、この現象はいい傾向だったような気がします。言語/料理/文化などなど…に興味もわいて。なんてったってお隣の国ですよ。2002年にはW杯合同開催もあって…今まで関心が薄かったのが不思議。灯台下暗し…とはこういうことを言うのでしょうかね。
 発端は言うまでもなくドラマ「冬のソナタ」で、そんな「冬ソナブーム」が巻き起こったのも、この作品に魅力が多々あったから。ヨン様が素敵、これは必須(「微笑みの貴公子」なんて、「キャンディキャンディ」でいうところの「アンソニー」以来では?)。ストーリーも今の日本ではあり得ないくらい純粋で、それがかえって新鮮だったことから、特に大人の女性に強い支持を受けたのではないでしょうか。
 そして忘れてはならないのが主題歌(挿入歌)を歌うRyuの歌声。ドラマのヨン様に匹敵するほど、ソフトで繊細で温かさに溢れていて、聴いているとホッとできて、うっとりさせられる。そんな歌声も、このところ無かったように思います。深く強い愛情を歌った最新作「聞こえない告白」もまた、優しく響く歌声が、この季節に温かさを届けてくれるラヴ・バラードです。
 日本語も上手く、日本語詞も自然に歌いこなす彼が影響を受けたアーティストのひとりが玉置浩二で、今夏リリースのアルバム『初恋』の中でも「悲しみにさよなら」をカヴァー。そんなRyuが主題歌を歌った冬ソナが日本で大ブームを巻き起こしたのも、偶然では無い気がします。今作のc/wには、11月に東京国際フォーラムのライヴで歌われた冬ソナ主題歌「最初から今まで」や、挿入歌「あなただけが」の日本語Ver.なども収録されています。
 日本の音楽番組にも多数出演した彼ですが、大晦日の紅白出演も間近。改めて、その歌声が、より身近になった国と2004年を、じっくりと振り返らせてくれるハズです。

Text by 二宮万里(編集部)

『聞こえない告白』
Ryu-J.jpg



日本クラウン
発売中
Maxi Single
CRCP-10091
¥1,300(税込)

冬ソナ主題歌(挿入歌)アーティスト、Ryuの最新シングルは、この季節に温かさを届けてくれるラヴ・バラード。冬ソナ主題歌のLive Versionや挿入歌の日本語Versionも収録。ドラマの名シーンを彩った歌声が、この冬をドラマティックに演出してくれるハズ!初回分のみスペシャル・カレンダー封入。

【Ryu 公式WEBサイト】http://www.ryufan.com/

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