GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND

"全日本胸キュン党代表"、GOING UNDER GROUNDがニュー・アルバムをリリース。
ムズムズ甘く、チクチク切ないラヴ・ソングがギッシリ詰まった本作、
真冬の寒さもなんのその、彼らの"胸キュンロック"で、ポカポカ温まろう!

(初出『Groovin'』2005年1月25日号)

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 甘〜いキザなセリフを得意ネタとするお笑い芸人が、本の中でこう綴っていた。<僕が喋っていると「痒くなるからやめて」って言う人がいる。お風呂にずっと入らないでいると、垢がたまって体が痒くなるだろ?僕の言葉を聞いて痒くなるって、心に垢がたまっているんじゃないのかい?>と。まぁネタの1つなんだと思うが、このフレーズを目で追った瞬間「ほぉ〜」、妙に納得してしまった。かくいう私も痒くなる派。前後に書かれた数々の極上スウィーツ語録に、ポカンと口を開けてしまったほどだ。ヴィジュアルとセリフとの距離がかけ離れるほどこっけいにも感じた。けれど、常日頃から言ったり言われたりしている人には、何ら違和感のない挨拶のような"当たり前"な言葉。そう思えば、確かに私の心は通気性はあまりよろしくない気もした。なぜか、どこか敗北感…(苦笑)。
 同様にして、GOING UNDER GROUNDのピュアな空気も、始めは躊躇したクチである。ヴィジュアルからは想像もしなかった甘い歌声(すいません!!)、日記だとついクサい事も書けちゃう、ってくらいに彼らの綴る言葉は、ムズムズ甘くて、チクチク切ない。けれど、恋って素敵!といわんばかりにキラキラ輝いている。一生懸命好きな気持ち、ズッコケな格好悪さだってへっちゃら。恋にまつわる喜怒哀楽を音で、言葉で、体いっぱいに表現している。そんな全力疾走なラヴ・ソングの数々に、何時しか何者にも代え難い心地よさを感じるようになった。そして何より、ハッピーでもセンチでも、彼らの純粋な想いに心が温かくなった。さすが、"全日本胸キュン党代表"と自ら謳うだけあるなぁと実感……。
 そんなGOING UNDER GROUNDが、約1年2ヶ月ぶりにニュー・アルバム『h.o.p.s.』をリリースする。シングル「サンキュー」「同じ月を見てた」を含む全11曲、このシングル2作は"胸キュンロック"を自分たちの確固たるジャンルとして確立したといって過言でない名曲。中でも「同じ月を見てた」は秀逸。焦燥感が立ちこめるサウンドに胸が苦しくなるが、音から感じる不安とは裏腹に「出会ってくれてありがとう 君に会えてよかった」とありったけの熱い想いを叫ぶ歌声が、どうしようもない恋のもどかしさをリアルに表現。彼らのほのぼのとしたポップなイメージとは一線を画す骨太なサウンドでアルバムを盛り立てている。また本作の初回盤は、「サンキュー」「同じ月を見てた」のビデオ・クリップをCD-EXTRA収録。「同じ〜」では、バンドの"イケ面担当"である石原 聡が、役者として演技に初挑戦し話題に。詞とリンクしたショート・ムービーは、楽曲をよりドラマティックに盛り上げているので、まだ観た事の無い人は楽しみにしていて欲しい。
 なお、アルバムと同日にシングル『アゲハ』をリリース。アルバムにも収録される楽曲だが、ここにはシングル・ヴァージョンを収録。完全限定生産盤なので、お買い逃しのないように!

Text by 浜田幸子(編集部)

『h.o.p.s.』
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ビクターエンタテインメント
2月9日発売
CD
[初回盤]VICL-61564
[通常盤]VICL-61565
¥3,045(税込)

メジャー4作目となるオリジナル・アルバム。"全日本胸キュン党代表"の呼び名に相応しく、本作もちょっぴり切なく、ほんのり温かいヒューマン度高い仕上がり。初回盤は「サンキュー」「同じ月を見ていた」のビデオ・クリップを収録したCD-EXTRA仕様。

『アゲハ』
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ビクターエンタテインメント
2月9日発売
CDS
VIDL-30561
¥555(税込)

アルバムと同時発売のニュー・シングル。タイトル曲はアルバムにも収録されますが、C/Wの「サンキュー」共々、ニュー・アレンジで収録。キュンと甘酸っぱい恋模様は、キラキラと眩しいほどの輝き。ほのぼのポップな8ビートが気持ちいい。8cmサイズのPケース仕様。完全限定生産盤。

【GOING UNDER GROUND official website】http://www.aquamusic.co.jp/going/

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