平原綾香

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平原綾香

この夏、平原綾香の歌声がスクリーンを通して全国の人の心に届きます。
待望のニュー・シングル「Eternally」は、映画「四日間の奇蹟」の主題歌として
書き下ろされた感動の1曲。映画の感動を更に高める彼女の歌声が一足先にあなたの耳に…。

(初出『Groovin'』2005年5月25日号)

 平原綾香はつい最近、21歳の誕生日を迎えた。落ち着いた物腰と大人びた雰囲気から、もう少し年齢が高いのかと勝手に想像していたが、自らを「あーや」と呼び、学校のことや「2005年の目標は基本的なことをしっかりやりたい」などと語る姿に触れると、やっぱり21歳の可愛らしい女性なのだなと思う。
 彼女のデビューは2003年、デビュー曲「jupiter」の大ヒットは今更説明の必要はないだろうが、その後の様々な人との出会いが、平原綾香のその後の活動を、大げさに言ってしまうと運命までもを変えてしまうような変化をもたらす。まず、今年2月〜3月に公開されたフランスのミュージカル「スペクタクル・十戒」のテーマ・ソングとなった「BLESSING祝福」が、本国フランスの国民的人気を誇る音楽家、パスカル・オビスポによって選ばれ決定したこと。そして「北の国から」の脚本家、倉本 聰が15年ぶりに脚本を手がけ話題となったフジテレビ系ドラマ「優しい時間」の主題歌「明日」は、テレビで平原綾香の歌っている姿を偶然観ていた倉本氏自らの希望により起用が決定したという。そしてシングル「明日」と同曲が収録されたファースト・アルバム『ODYSSEY』と共にロング・セラー中であること。そして今度はある「奇蹟」との出会いが、平原綾香の新しい活動の始まりを教えてくれる。
「奇蹟」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、100万部突破のベスト・セラー小説「四日間の奇蹟」。昨年日本の映画シーンに話題を振りまいた大ヒット2作品「世界の中心で、愛をさけぶ」と「いま、会いにゆきます」に続く日本純愛映画として、「四日間の奇蹟」も6月から全国公開が決定している。平原綾香と平原綾香-A.jpg                 「四日間の奇蹟」の出会いは、友人の「感動するから読んでみれば?」の一言から。薦められた本の帯に載っていた"映画化決定"の文字から「映画化すれば、主題歌は綾香が合うんじゃない?」と友人と話していた約1ヵ月後、偶然にも主題歌「Eternally」を歌う話が彼女に舞い込んできたのだった。
 平原綾香自ら映画ロケ現場である山口県角島を訪れ、インスピレーションを得て制作された「Eternally」は、映画の中で大きな要素となるピアノを軸にした楽曲。桑田佳祐の「白い恋人たち」等で有名な島 健をアレンジャーに迎え、「ふたりの絆が いつまでも 結ばれるように」「出逢えたすべてが 私の大切な奇蹟」など、映画の台詞をイメージさせるような印象的な詞と、彼女の魅力である中低音から高音域へと駆け抜ける、広がりのある歌声を充分に生かした壮大なサウンドが心に染み入る仕上がりとなっている。またカップリング曲「Bloom」は、雰囲気がガラリと変わりウエストコースト・ロック風のギターと平原綾香のリラックスした感じの歌声が心地よく、音楽大学でジャズを学ぶ彼女の日常が垣間見えるような1曲でもある。「明日」を手がけた松井五郎による、切ない恋心を伝える詞にも注目していただきたい。
 デビュー以来、様々な人との運命的な出会いを通していくつもの奇蹟を起こしてきた平原綾香。初の映画主題歌となる「Eternally」によって、彼女の新しい活動のステージがまた大きく広がっていくことだろう。

Text by 大野裕子(パルシェ店)

『Eternally』
平原綾香-J.jpg




Dreamusic
発売中
Maxi Single
MUCD-5075
¥1,260(税込)

21歳の誕生日を迎えたばかりの平原綾香が送るニュー・シングル「Eternally」は、映画「四日間の奇蹟」の主題歌として彼女自身が書き下ろした感動の1曲。原作に共感した平原綾香だから伝えられる深い世界は、この夏最も涙を誘う歌になること間違い無し!

【平原綾香 Official Web Site】http://www.mikanakashima.com/

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