Full Of Harmony

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Full Of Harmony

涙の数だけ優しさがある。涙の数だけ希望がある…。
時空を超えて描かれた超大作映画『戦国自衛隊1549』主題歌の本作は、
普遍的な人間の感情をリアルに描いた壮大なバラード・ナンバー!

(初出『Groovin'』2005年5月25日号)

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 ARATA/HIRO/YUTAKAの3人からなるコーラス・グループ、Full Of Harmony。1997年の結成時は、"F.O.H"というグループ名で活動を始め、2000年にはZEEBRAのツアーに参加し、2002年にはライムスターのツアーにも参加するなど、着々とその名は浸透。その翌年には、大ヒット映画『猟奇的な彼女』の日本語テーマ曲「I Believe」をリリースした事でも話題に。映画を象徴するまでとなった繊細で美しいメロディーは、3人が織りなす豊潤なハーモニーによって、より豊かな彩りを放つ好楽曲となった。
 そして今回、彼らの真骨頂ともいえるバラード・ナンバー『涙の数だけ』をリリースする。静かに胸の内をつぶやく歌声、そして頬をつたう涙のようにポロポロとか細く響くピアノの音色が印象的に出迎える。この1フレーズだけで、たまらなく涙腺を刺激されるが、サビに向かって徐々に力強く加速するサウンドと共に歌声も熱を帯び、その熱を一気に放出させたサビでは、3人の神聖なハーモニーとバンドによる生音、そしてシンフォニックなストリングスが壮大なグルーヴを生み出している。喜怒哀楽、様々な感情に触れながら生きる中で、どの感情においても涙は付きもの。喜びに感極まっての涙、悲しみの涙、悔しさに滲む涙…。けれどどの涙も、乾いた時には必ず新たな1歩を踏み出す強さをもたらしてくれる。そうした感情の起伏も絶妙に表現され、その強さを支えに歩き出す感動のクライマックスからは、出だしのか細さなど全く感じさせないたくましい足取りが窺える。明日という未来に果敢に挑む強さ…それはまさに貪欲に突き進む彼らの姿勢にも重なるのではないだろうか。
 なお、本作は6月に公開される映画『戦国自衛隊1549』の主題歌。超スペクタクルな物語と共に、彼らのハーモニーも映画館でじっくりと味わってみて欲しい。

Text by 浜田幸子(編集部)

『涙の数だけ』
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ビクターエンターテインメント
6月1日発売
Maxi Single
[初回盤]VICL-35832
[通常盤]VICL-35833
¥1,155(税込)

映画『戦国自衛隊1549』主題歌。壮大なスケールで描かれた映画を華やかに彩るバラード・ナンバー。シンプルに歌声を響かせた「静」とシンフォニックなストリングスと3人のハーモニーが織りなす「動」の対照的な展開が印象的。初回盤には「Rhythm<JUSTIN KASE REMIX>」を収録。

【Full Of Harmony Official Web Site】http://www.foh.jp

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