マリオン・レイヴン

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マリオン・レイヴン

圧倒的なヴォーカル・パワーと眩いばかりのルックス…。
ロック・シーンに颯爽と降り立ったニュー・ヒロイン、マリオン・レイヴン。
デビュー・アルバム『ヒア・アイ・アム』で世界中を虜にする!

(初出『Groovin'』2005年5月25日号)

 アラニス・モリセットを筆頭に、ミシェル・ブランチ、アヴリル・ラヴィーンら、女性ロック・アーティストによるムーヴメントが完全に定着したミュージック・シーン。最近では、アナ・ジョンソンやスカイ・スウィートナム、リンジー・ローハンといった個性的な魅力を放つニュー・カマーも次々と登場し、その活気は増すばかりだ。ガールズ・パワーの勢いが止まらないそんな音楽界に、またもやフレッシュなヒロインが降り立った。アトランティック・レコーズが自信を持って送り出す20歳の新星、マリオン・レイヴン。確かな歌唱力と高いソングライティング・センスに加え、トップ・モデルと並んでも遜色ない類稀なルックスを併せ持つ"才色兼備"である。ギタリストとしての才能にも定評があり、その実力は一流ギター・メーカーのギブソンも認めており、マリオンはギブソンから大きなサポートを受けている。
 1984年、ノルウェーの首都・オスロ郊外で生を受けたマリオン・レイヴンは、弱冠14歳の時に幼馴染みのマリー・ラーセンとのポップ・デュオ、M2Mでノルウェー・デビュー。1999年に公開された日本アニメのアメリカ版劇場映画「ポケモン」のサントラに収録された「ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー」が大ヒットを記録したことで、実質上のワールド・デビューを飾った。続く1stアルバム『シェイズ・オブ・パープル』も世界中で200万枚に迫るセールスを達成したほか、ジュエルの全米ツアーのオープニング・アクトマリオン・レイヴン-A.jpgを務めるなど、輝かしい足跡を残している。その後2人はそれぞれの道を歩むことを選び、マリオンはアトランティック・レコーズとソロ契約を締結。N.Y.のマンハッタンに拠点を置き、ソロ・ミュージシャンとしての活動を開始した。
 記念すべき1stソロ・アルバム『ヒア・アイ・アム』は、アコースティックな風合いを存分に活かしたパワフルなロック・アルバム。マリオンの芳醇なヴォーカルとキャッチーなメロディーは、一度耳にしたら離れない。骨太なアップ・チューンから、しっとりと聴かせるバラードまで、実にドラマティックな仕上がりだ。プロデューサーには、ブリトニー・スピアーズやセリーヌ・ディオンとのタッグで知られるマックス・マーティンを始め、マドンナやKORNを手掛けてきたスティーヴ・トンプソンらが参加、クオリティーの高い仕事で抜群の安定感を提供している。また、脇を固めるゲスト・アーティスト陣も豪華な顔ぶれだ。ロック界のスーパースターであるモトリー・クルーのベーシスト、ニッキー・シックスや、エヴァークリアーのフロントマン、アート・アレサキス(11曲目「エンド・オブ・ザ・デイ」でマリオンとデュエット!)といったトップ・アーティストによる強力バックアップは、作品に厚みと幅を与えている。
 「HERE I AM —私はここにいる」という力強い意思表明と共に、颯爽とロック・シーンに現れたマリオン・レイヴン。2005年の下半期は、彼女の歌声が世界中を駆け巡ることになりそうだ。

Text by 池 佐和子

『ヒア・アイ・アム』
マリオン・レイヴン-J.jpg



ワーナーミュージック・ジャパン
6月8日発売
CD
WPCR-12070
¥1,780(税込)
※初回限定特別価格

ミシェル・ブランチやリリックスの系譜を受け継ぐ実力派アーティストのデビュー盤。アコースティックな風合いを活かしたパワフルなロック・サウンドが魅力。モトリー・クルーのニッキー・シックス、エヴァークリアーのアート・アレサキスらがゲスト参加。

【マリオン・レイヴン 日本オフィシャルサイト】http://wmg.jp/artist/marion

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