リナ・パーク

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リナ・パーク

アジアを代表する実力派アーティスト、リナ・パークが
日本での第2弾となるアルバム『Beyond the line』をリリース。
無限の可能性を秘めた彼女の歌声は、アジア中を魅了する!

(初出『Groovin'』2005年5月25日号)

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 2002年の日韓W杯の公式テーマ・ソングに韓国代表として参加、日本側のCHEMISTRY、Soweluと共にVoice of Korea/Japanとして「Let's get together now」を歌ったリナ・パーク。その鮮烈なパフォーマンスでここ日本でも一気に知名度はアップ、のちに来る"韓流ブーム"の礎ともなった。今年の初めには、ソウルで行なわれた"日韓友情年2005"の記念ライヴで、CHEMISTRYとの息の合ったハーモニーを再度披露。5万人を超える応募者の中から選ばれた約4000人のオーディエンスを沸かせ、日韓友好の大任を果たした。
 実力派として名高いリナ・パークのキャリア・スタートは、今から7年前の1998年。1stアルバム『Piece』が韓国で50万枚に迫る売り上げを記録し、一躍韓国を代表する歌姫に駆け上がった。その後もコンスタントに作品をリリースし続け、軒並みビッグ・セールスを叩き出している。また今春には、ポップス・アーティストとして韓国史上初となるソウル・LGアート・センターでの4DAYSライヴを敢行、大きな話題を呼んだ。アメリカ・L.A.出身の彼女は、現在コロンビア大学に在学中の29歳。フェイヴァリット・アーティストに挙げているのは、U2、エイミー・グラント、トリ・エイモス、レディオヘッドといった幅広いラインナップ。幼い頃からゴスペル・ミュージックに慣れ親しんでいたこともあり、彼女の東洋人離れしたリズム感&グルーヴ感は、どうやらそんな環境下で培われたようだ。その類稀な国際感覚で、ディズニー・アニメ「ムーラン」のサントラ(アジア盤)に参加するなど、ワールド・ワイドな活動も多数こなしている。昨年末にシングル「FALL IN LOVE」とアルバム『another piece』で待望の日本デビュー。只今急速にファン層を拡大中だ。
 様々な経験を通して着実にキャリア・アップを図っているリナ・パークが、日本での第2弾となる待望のニュー・アルバム『Beyond the line』をリリースした。今作はソングライティングのみならず、リナ自身がプロデュースを手掛けた渾身作だ。韓国では既に別タイトルの『On&On』として2月にリリースされており、見事初登場1位を獲得している(韓国で女性アーティストが首位を取るのは容易ではないそうだ)。平原綾香の「ジュピター」等で知られる吉元由美が日本語詞を手掛けた珠玉のバラード・シングル「Sanctuary」を筆頭に、シルキーな歌声が光る完成度の高いナンバーがズラリ。ウィスパリング・ヴォイスからパワフルなスクリーミング、透明感溢れるファルセットと、ヴァラエティーに富んだヴォーカル・スタイルで唯一無二の存在感を発揮、リスナーを存分に酔わせてくれる。また、ボーナス・トラックとして、"日韓友情年2005"のテーマ・ソングであるCHEMISTRYとのデュエット・ナンバー「Dance With Me」の他、今夏公開の映画「Crying Fist」のスポットで流れる「Po Karekare Ana」を収録している点も嬉しいところだ。
 スケール感に満ちた作品で、私たちに無限の可能性を見せてくれるリナ・パーク。彼女の豊潤な歌声は、アジアの架け橋として大きな役割を果たしてくれることだろう。

Text by 池 佐和子

★ニュー・シングル同時発売!
『Sanctuary』
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ユナイテッド・アジア エンターティメント
発売中
Maxi Single
JKCS-1011
¥1,300(税込)

『Beyond the line』
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ユナイテッド・アジア エンターティメント
発売中
CD
JKCA-1022
¥2,800(税込)

日韓W杯の際に結成されたユニット、Voice of Korea/Japanに韓国代表として参加した実力派アーティストの日本リリース第2弾アルバム。平原綾香の「ジュピター」で知られる吉元由美が日本語詞を手掛けたシングル「Sanctuary」等、珠玉の名曲が満載!

【リナ・パーク 公式サイト】http://www.lenapark.jp/

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