FLOW

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FLOW、待望の2ndアルバム『Golden Coast』をリリース!
よりポピュラリティ・センスが磨かれた渾身作、
FLOW印のパワフルなロック&パーティ・チューンが満載です!

(初出『Groovin'』2005年7月25日号)

FLOW-A.jpg 時はバンド戦国時代!…と言うとやや大袈裟かもしれないが、ORANGE RANGEやASIAN KANG-FU GENERATIONのヒットにより、ここ最近にわかにバンド・ブームが押し寄せ、ロック・バンドが元気に活躍している。いわゆる80年代後半〜90年代前半のバンド・ブームに衝撃を受けたチビッコたちが、身をもって体現する年頃になった事、そして何よりフェスの定着もこのブームを再燃させたのかもしれない。バンドとしてメンバー全員が同じ方向を向いて1つの楽曲を作り上げるというのは、決して容易ではない。そんなバンドが発するエネルギーや化学反応は凄まじく、楽曲の良さはもちろんのこと、そんな苦労を思うだけで尊敬してしまう。
 しかしロック・バンドと名乗る人たちが溢れかえる昨今。私自身も常にアンテナを張り巡らせているつもりだが、それでも引っかかるものはわずかであり、加齢と共にそのアンテナの範囲も狭まっているのも事実。"若者に大人気!"なんて謳われるだけで、思わず食わず嫌いになっている事も…。
 今回ご紹介するFLOWもまた、シーンの先端を全力疾走しているツイン・ヴォーカルのロック・バンドである。インディーズ時代から着実に活動を積み重ね、若い世代を中心に人気を集めている。…そう、"若い世代に"である。大変申し訳ないが、この機会まで彼らの音楽に深く関わる事がなかった。しかしどうやら私は誤解していたようだ。この2ndアルバム『Golden Coast』を聴いて、一気に目が覚めた気分である。
 とは言うものの、彼ら自身も変化を遂げてきた。それは最新シングル「DAYS」を聴いた時に感じた。街頭の大きなスクリーンから流れてくる愁いを帯びたメロディー、疾走するサウンドにハッとした事を覚えている。それまでのFLOWのイメージは、とにかく元気でハッピー!という印象で、何も考えずに楽しむ!という面では満たされても、どこか内面的な重量感に欠けている感じもしていた。ラップとのミクスチャー要素も面白みはあっても、どこかストレートなメッセージが薄まってしまう気がして、馴染みのない私を食わず嫌いにさせていた。しかしサビのユニゾンで歌う2人の力強さ、自信に満ちた楽曲の存在感は、確実に私の体内を駆け巡ったのである。
 そんな「DAYS」を含む全14曲の本作には、まさに真夏の太陽に照らされ金色に輝く海を横目にドライヴしたくなるような、ハッピー&パーティー・チューンがギッシリ。もちろん、これまでの彼らの底抜けの元気印はそのまま。むしろに数々のライヴで培った躍動感までもプラスされて、このノンストップのハイパーっぷりに圧倒されっぱなしである。「Rookie」の「ピッチャービビッてる!」のセリフに煽られ、テンションも上がりっぱなし!また高速弾丸系のロック・ナンバーが畳みかける中にも、スカ+レゲエ風味のミディアム・ナンバー「Garden」、南国の穏やかな風が吹くバラード「夕日の坂道」など、夏の夕暮れ時に聴きたくなるよなクールダウンのナンバーも収録されている。
 まるでライヴを体感しているような緩急怒濤の『Golden Coast』、9月からはこのアルバムを引っ提げての全国ツアーも決定している。この1枚でシミュレーションはバッチリ!次は直に彼らの熱気を感じて、彼らと共に最高のパーティーを楽しんでみて欲しい!!

Text by 浜田幸子(編集部)

★ニュー・シングル発売決定!
『Garden 〜Summer Edit〜』
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Ki/oon Records 
8月3日発売 Maxi Single
KSCL-847 ¥1,020(税込)
※初回盤は「FLOW×The World of GOLDEN EGGS コラボ・ステッカー」封入

『Golden Coast』
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Ki/oon Records
発売中
CD
KSCL-848
¥3,059(税込)

待望の2ndアルバムは、最新シングル「DAYS」「Rookie/STAY GOLD」を含む全14曲。よりポピュラリティ・センスが磨かれた渾身作、パワフルなサウンドが満載!5/21に日比谷野外大音楽堂で行われたLIVEを収録したCD-EXTRA仕様。初回盤は三方背BOX+6 Styles Sticker封入。

【FLOW OFFICIAL SITE】http://www.flow.mu/

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