STANCE PUNKS

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STANCE PUNKS

アツイッ!! アツ過ぎるぜ!STANCE PUNKS!
1年ぶりとなる彼らのニュー・アルバムが早くも登場。
今まで以上に強い信念のもと鳴らされる彼らのパンクは、男気満載だぜッ!オスッ!

(初出『Groovin'』2005年7月25日号)

STANCE PUNKS-A.jpg ブルーハーツを源流とする「青春パンク」。ブルーハーツのヒットにより、多くのバンドが彼らのような音楽性を目指した。パンクの初期衝動性に従来の破壊ではなく「優しさ」を見出した歌詞と、初期衝動性サウンド。しかしブルーハーツが作り上げた方法論をそのまま拝借したような青春パンクが溢れ、正直私はウンザリした。本当に伝えたいことがあるバンドとそうではないバンドは一聴すれば分かる。方法論に当てはめただけのメッセージなんて薄っぺらく、誰の心にも響かないし、誰も感動させる事はできない。それはただの使い捨ての音楽と変わらない。その証拠に、本当に伝えたいメッセージを持っていたブルーハーツは今でも聴き継がれている。そしてそのDNAをもったバンドとして、私の前に現れたのが"STANCE PUNKS"だッ!!
 彼らは日本中のロック・パンク・バンドが集まる下北沢の「屋根裏」という、インディーズ系のファンなら知らぬ者はいないライヴ・ハウスを拠点に、全国各地で怒涛のライヴを展開していった。その積み重ねの結果、1stミニ・アルバム『STANCE PUNKS』は大きなセールスを上げた。その後も彼らは好セールスに惑わされる事なくライヴ活動を続け、2004年7月には更なる飛躍を約束する2ndアルバム『LET IT ROLL』をリリース。今年に入ってからは、EPIC RECORDS傘下の新興ロック・レーベル「Kowalski(コワルスキー)」の第1弾アーティストとしてシングル2枚をリリースし、いよいよ満を持してKowalskiレーベルからのデビュー・アルバムとなる本作『HOWLING IDOL〜死ねなかった電撃野郎〜』をリリースした。
 彼らを紹介する時には、必ず「ブルーハーツ」の名前が出てきてしまう。バンド自身、それについてどう考えているのかは私には分からない部分である。しかし、少なくとも私はポジティヴな意味で使わせてもらっている。STANCE PUNKSのメッセージ、それは「くそったれの美学」というべきか、とにかくポジティヴでアツいものだ。何かの集団に順応できなかったり、自分を好きになれない人たち。そんな人たちにとって彼らのメッセージは「救い」となるであろう。男臭いTSURUの声から放たれるメッセージは、本当に心に響くのだ。
 本作では彼らのメッセージはより強く響く。例えば1曲目「東京ブラザーズ」。歌詞の中に「終わっちまったら それまでだ」という部分がある。よく「終わりは始まり」という言葉を聞くが、彼らにとってはどんな終わりでもそれは終わりであって、始まりではないのだ。終わりに始まりを見出さずに「終わったらそれは終わりなんだ、だからガンバれよ!」というメッセージが聴こえてくる。
 他にも全編ポジティヴなメッセージが溢れ、それを彩るサウンドもパンクだけにとらわれずに、ロックン・ロールやガレージっぽいものがあったりと、これまでより確実に進化している。そしてこの先も、彼らのペースで彼ら自身の「パンク」を鳴らし続けて欲しい。

Text by 野村 翼(鎌倉深沢店)

★シングル好評発売中!

『モニー・モニー・モニー』
STANCE PUNKS/モニー〜-J.jpg


Kowalski/EPIC RECORDS
発売中 Maxi Single
ESCL-5001 ¥1,223(税込)


『ノーボーイ・ノークライ』
STANCE PUNKS/ノーボーイ〜-J.jpg


Kowalski/EPIC RECORDS 
発売中 Maxi Single
ESCL-5002 ¥1,223(税込)

『HOWLING IDOL〜死ねなかった電撃野郎〜』
STANCE PUNKS-J.jpg



Kowalski/EPIC RECORDS
発売中
CD
ESCL-5003
¥2,500(税込)
※期間限定プライ

STANCE PUNKSのニュー・アルバムが早くも出ましたッ!彼らのサウンドは今まで以上にアツく、激しいが、それでも彼らの温かいメッセージは変わらない。何かに負けてしまいそうな人、負ける前にコレを聴いて欲しい!2ヶ月限定特別価格。

【STANCE PUNKS official web site】http://stancepunks.com/htdocs/

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