上條ひとみ

ARTIST PICK UP

上條ひとみ

モデル、タレントと幅広く活躍をしている上條ひとみが、CDデビュー!
清楚なヴィジュアルそのままの美しい歌声が響くバラード・ナンバー。
カップリングには、さだまさしの名曲をカヴァー!

(初出『Groovin'』2005年9月25日号)

上條ひとみ-A.jpg ふんわりと肌触りの良い毛布に包まれているような、ふわふわとした綿ぼうしに触れているような…。上條ひとみの歌声は、そんな心地よい安らぎを与えてくれる。声量的には決して豊かな方ではないが、か細い印象とも違う、繊細さの中に女性特有の生まれ持った母性的なおおらかさを感じるのである。優しくて、温かい。  
 上條ひとみは現在23歳。数多くのファッション雑誌、TV、CFでモデル・タレントとして活躍し、さらには現在、FM NACK5(埼玉県中心のFM局)の人気番組でパーソナリティーも務めるなど、これまでにも幅広くタレント活動をしてきた彼女が、遂に満を持して歌手デビューとなった。10月5日に発売される記念すべきデビュー・シングル「キ・セ・キ」は、TBS系ドラマ「Mの悲劇」、フジテレビ系「ラスト・クリスマス」「エンジン」など、人気ドラマの音楽を手掛けた注目の音楽家、菅野祐悟による書き下ろしによるバラード・ナンバー。そして作詞は、これまでに数々のヒット・ソングを手掛けてきた松井五郎と上條ひとみ本人が共作をしている。愛する人との悲しい別れ、その現実を自分に言い聞かせながらも、共に過ごした月日、これまでに築いてきた絆が蘇るやるせなさ…。いつかまたと、再会を願ってしまう弱さを垣間見せながら、必死に前を向こうとする懸命な思いを感じてしまうから、より切なさを誘う。ごくごく身近にある恋愛の普遍的な一場面だが、だからこそ彼女の懐の大きい清らかな歌声によって、世代を超えて幅広い女性に受け入れられるのではないだろうか。切なさを帯びた歌声、静かに紡がれるピアノの音色、ストリングスもまた、楽曲の世界観をより豊かに演出している。
 またカップリングの「October 〜リリー・カサブランカ〜」は、さだまさしの名曲のカヴァー。この曲もまた、別れた相手を今も想い続けている切ない物語である。ゆったりと響く美しい旋律と彼女の歌声が映えるアレンジ、往年の名曲を次の世代に受け継ぐ橋渡しとして相応しい仕上がりとなっている。
 彼女の魅力を十分に引き出した本作、この歌声と音色の奇跡的な出会いによって生まれた楽曲を、是非とも聴いて欲しい。

Text by 浜田幸子(編集部)

『キ・セ・キ』
上條ひとみ-J.jpg




フォアレコード
10月5日発売
Maxi Single
FRCA-1138
¥1,000(税込)

10月5日に発売される記念すべきデビュー・シングル「キ・セ・キ」は、TBS系ドラマ「Mの悲劇」、フジテレビ系ドラマ「ラスト・クリスマス」「エンジン」など、人気ドラマの音楽を手掛けた注目の音楽家、菅野祐悟の書き下ろしによるバラード・ナンバー。

【上條ひとみ 公式サイト】http://www.u-canent.jp/kamijyo/profile.html

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