ショーン・ポール

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ショーン・ポール

ダンスホール・レゲエ界のカリスマ貴公子、ショーン・ポール、
待望のニュー・アルバム『ザ・トリニティー』が遂にリリース。
熱いトラックたちが暑い真夏の太陽を再現してくれます。

(初出『Groovin'』2005年9月25日号)

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 今年、レゲトンの台頭から始まった空前のダンスホール・レゲエ・ブーム。まだまだブーム冷めやらぬ中、遂にダンスホール・レゲエ界の超スーパー・スター、ショーン・ポールがニュー・アルバム『ザ・トリニティー』をドロップ!
 ショーン・ポールのデビューは2000年。デビュー・アルバム『ステージ・ワン』がリリースされ、全米レゲエ・アルバム・チャートで1位を記録。レゲエ・シーンで一躍人気を集めた。その後も2001年にリリースされた1stシングル「ギミー・ザ・ライト」が全米シングル・チャートで最高7位を記録。続く2ndシングル「ゲット・ビジー」が、ジャマイカ出身のジャマイカ録音の作品としては、初の全米No.1を記録する快挙を達成。その後もビヨンセのソロ・アルバム用にレコーディングされた「ベイビー・ボーイ」がシングル・カットされ、全米チャート9週連続1位の大ヒットとなり、その年最も輝かしい活躍をしたアーティストとして人気を決定付けた。その勢いのままリリースされた、メジャー第1弾アルバム『ダッティ・ロック』は、全世界で600万枚、全米ではダブル・プラチナ・セールス、ここ日本でも何と40万枚!もの売上げを記録するモンスター・アルバムとなった。
 それから約3年、満を持して超強力ニュー・アルバム『ザ・トリニティー』を完成させた。彼の音楽が何故こんなにも世界の人々に愛されるのか?もちろんキャッチーで、たまらなく熱くバウンシーなトラックが1つの魅力になっているのは確かだ。しかしポルトガル系ジャマイカ人の父親と中国系ジャマイカ人の母親の間に生まれ、キングストンのアップタウン出身で大卒という経歴がもたらすその洗練されたルックスと、そこはかとなく漂うカリスマ性が、今までレゲエとは無縁だったアッパー・クラスの人々の聴覚と視覚を刺激し、そのマーケットを拡大していったのが大きな要因だと思われる。この原稿を書いている時点では収録曲の一部しか聴く事が出来なかったが、今回のアルバムはSteve"Lenky"Mardsen、Renaissance Crew、Snowcone、Don Corleoneなど、6名以上のプロデューサーに楽曲アレンジを依頼。トラックごとにかなりメリハリの効いたサウンドを展開している。またゲスト陣も豪華で、Nina Sky、Wayne Marshall、Tami Chin、Kid Kurupなどがどう絡んでいるのかが今から楽しみだ。またアルバムの発売と同時に、初回限定特別価格で再リリースとなるDVD『ダッティオロジー』には、秘蔵のライヴ映像や、ビデオ・クリップ、インタヴューやメイキングまでも収録して、ショーンの魅力を余すことなくパッケージしているのでこちらも必見である。
 このアルバムがリリースされる頃はきっと秋真っ盛りだと思うが、ショーンの熱い歌声を聴けば、再び灼熱の太陽が照りつける暑い夏を思い出す事だろう。

Text by 五味渕雅之(朝霞店)

『ザ・トリニティー』
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ワーナーミュージック・ジャパン
9月28日発売
CD
WPCR-12140
¥2,180(税込)
※初回生産限定特別価格

あのメガ・ヒット・アルバム『ダッティ・ロック』から3年、ショーン・ポールの超強力ニュー・アルバムがリリース。キャッチーでバウンシーなトラックが満載で、大ヒット間違いなしのポテンシャルを持った最強盤。日本盤のみボーナス・トラック1曲収録。初回生産限定バリュー・プライス。

『ダッティオロジー』
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ワーナーミュージック・ジャパン
9月28日発売
DVD
WPBR-90424
¥2,940(税込)
※初回生産限定特別価格

ショーン・ポールの初の映像集が、初回限定特別価格で再リリース。世界各地でのコンサート映像、ジャマイカのフェスティヴァルでのドキュメンタリー、前作『ダッティ・ロック』からのビデオ・クリップ(メイキング映像アリ)4曲と、ショーンの魅力を余すことなく収めた充実作!お見逃しなく!!

【ショーン・ポール 日本オフィシャルサイト】http://wmg.jp/artist/SeanPaul/

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