ジャック・ジョンソン and フレンズ

ARTIST PICK UP

ジャック・ジョンソン and フレンズ

おさるのジョージとジャック・ジョンソンが夢の競演!
ジャック・ジョンソンのニュー・アルバムは、映画「キュリアス・ジョージ」のサウンドトラック。
さあ、みんなでジャックと一緒に歌おうよ!

(初出『Groovin'』2006年1月25日号)

 世界中のサーファーのみならず音楽ファンからも愛されるジャック・ジョンソンが、去年の2月にリリースした3rdアルバム『イン・ビトウィーン・ドリームス』、そして12月にリリースした初のライヴDVDに続いて待望の新作をリリースする。今年の2月に全米公開されるアニメーション映画「キュリアス・ジョージ」のサウンドトラック『シング・ア・ロング・アンド・ララバイズ・フォー・ザ・フィルム:キュリアス・ジョージ』はジャックにとって3枚目となるサントラ盤で、映像作家としても高い評価を受けているジャックならではの自然であたたかいセンスが溢れている。
 「キュリアス・ジョージ」と聞いてピンとこない人でも、"かわいいこざるが主人公のあざやかな黄色い表紙の絵本"なら見覚えがあるんじゃないだろうか。そう、「キュリアス・ジョージ」とは、ドイツのレイ夫妻により1941年に発行されて以来世界中の子どもたちに愛され続けている絵本で、日本でも「ひとまねこざるの絵本シリーズ:おさるのジョージ」として今なお親しまれている。
 「キュリアス・ジョージ」は僕も大好きな絵本で、パラパラとページをめくりながら挿絵を眺めているだけでも楽しくてあったかい気持ちになれる。ジャック・ジョンソンの音楽もまた同じで、その肩肘張らない音に包まれるとココロ穏やかにスーッと視界が開けてくるような感覚を覚える。どこまでいっても日常にぴったりと寄り添う音楽。だから、ジャック・ジョンソンが「キュリアス・ジョージ」のサントラを手掛けると知ったときは、まったく違和感がないどころかジャック以外にあり得ないと思った。そして届いた音を聴いたときはホントにうれしくって堪らなかった。音楽を聴いてニヤニヤするなんて久し振りだけど、くり返しリピートしながら「キュリアス・ジョージ」を読んでいると誰だって楽しい気持ちになると思う。「キュリアス・ジョージ」を模したアルバム・ジャケットでギターを抱えてるジャックも楽しそうだしね。
 ホワイト・ストライプスの隠れた名曲「ウィ・アー・ゴーイング・トゥ・ビー・フレンズ」のカヴァーや、懐かしい「スリー・イズ・ア・マジック・ナンバー」に乗せて子どもたちと一緒に"Reduce, Reuse and Recycle"と歌う「ザ・スリー・R's」、G.ラブとの「ジャングル・ジム」、ベン・ハーパーとの「ウィズ・マイ・オウン・トゥ・ハンズ」など、どの曲も映画の主役であるジョージのココロの声をホントに豊かに表現していて、みんなで一緒に口ずさみたくなる曲ばかりだ。ファンはもちろんジャック・ジョンソンを知らなかった人にも幅広く親しまれるサントラ盤が誕生した。
 ジャック・ジョンソンが奏でるピースフルな音楽を聴きながら、手元にある「Curious George」や「Curious George Takes a Job」を見るともなく眺めていると、子どもの頃には理屈抜きで頭の中に飛び込んできたことについてあらためて考えさせられる。ジョージはただのイタズラ好きなんじゃなく、好奇心が強く何にでも興味をもっているからこそいろんなことを試してみる。だから時には失敗することもあるけれど、それでも何かを成し遂げたり見たこともない新しい世界のトビラを自ら開けることが出来るんだと思う。ジャックもジョージも、小さな好奇心が大きな冒険につながるんだということを教えてくれる。

Text by 鈴木 篤(すみや本社 営業企画部)

『シング・ア・ロング・アンド・ララバイズ・フォー・ザ・フィルム:キュリアス・ジョージ』
ジャック・ジョンソン-J.jpg



ユニバーサル インターナショナル
2月1日発売
CD
UICU-1104
¥2,548(税込)

世界中で愛されている絵本「キュリアス・ジョージ」が映画になった!そしてサウンドトラックを手掛けるのは音楽ファンに愛されるジャック・ジョンソン!おさるのジョージとジャックの夢のコラボ、それは小さな好奇心と大きな冒険を教えてくれる、楽しくてあたたかいサウンドトラック!

【ジャック・ジョンソン 日本オフィシャルサイト】http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/jack_johnson/

inserted by FC2 system