J12 小女子十二楽坊

ARTIST PICK UP

J12 小女子十二楽坊

平均年齢16歳の超音楽エリート美少女集団が奏でる12人の音色に、
新世代による"今"の中国の新しい風を感じて欲しい!

(初出『Groovin'』2006年2月25日号)

J12-A.jpg 2003年日本で大ブレイクした女子十二楽坊のジュニア版として、J12 小女子十二楽坊(ジェイ・トゥエルヴ)がCDデビューする。女子十二楽坊の創設者にしてプロデューサーの王暁京[ワン・シャオジン]氏より見出された12人の少女達で、なんと平均年齢16歳!中国琵琶[びわ]4人、二胡[にこ]4人、中国横笛2人、古筝[こそう]1人、揚琴[ようきん]1人という構成。彼女達は主に中央音楽学院付属中学、および中国在学中の超音楽エリートの才色兼備集団である。 
 収録曲は「セサミ・ストリート・ソングス」メドレーや「イッツ・ア・スモール・ワールド」「ドレミの歌」等世界中で愛されている名曲から、モーニング娘。のカヴァー「ハッピーサマーウェディング」、「青春アミーゴ」「となりのトトロ」「アニメ・ソング・メドレー(ドラえもん他)」という曲目。一見すると日本市場向けの選曲かと思いきや、彼女達のプロフィールを見ると日本の好きなモノに宮崎アニメやJ-POPを挙げている。彼女達は決してやらされているからではなく、好きな曲だから演奏している。現代の中国のティーン・エイジャーのポップ・カルチャーとして、ジャパニーズ・カルチャーは確実に浸透しているのだ。平均1990年生まれの新世代による"今"の中国の新しい風を感じる選曲を、優雅かつダイナミックな演奏で聴かせてくれる。
 僕はJ12 小女子十二楽坊のアーティスト写真を初見した時、世のロリコン達の"萌えキャラ"として格好の餌食にされかねないと思った。しかし、PVを見てその印象は変わった。まだあどけない表情を浮かべる彼女達が一旦楽器を手にし演奏を始めると、その姿は後光を帯びダヴィンチの描いた聖母マリアの如く見えた。ちょっと飛躍した表現だが、兎に角"イノセンス"を感じた。異国の楽器を携え、自分達の馴染みある曲を奏でてくれることに少し後ろめたい感じを覚えながらも嬉しさと共に癒された感じがした。
 女子十二楽坊のジュニア版=お子様向けのアルバムではない。J12 小女子十二楽坊でしか奏でられない音がそこにはある。アルバムの時間分だけイノセントな自分に回帰してみては如何でしょうか…。

Text by 大澤智芳(すみや本社 営業企画部) 

『J12 小女子十二楽坊』
J12-J.jpg




東芝EMI
3月8日発売
[CD+DVD]TOCP-67906 ¥2,980(税込)
[CD]TOCP-67905 ¥1,980(税込)

女子十二楽坊のジュニア版その名も"J12 小女子十二楽坊"のデビュー・アルバム!女子十二楽坊の創設者にしてプロデューサーの王暁京氏により見出された平均年齢16歳の十二人の美少女達。収録曲はディズニー、アニメ・ソング等、皆が知っている親しみある曲ばかり。PV、メンバー紹介映像等を収録したDVD付も発売。

※写真は[CD+DVD]のジャケットです。


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